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【改革開放40周年40人】「中国の高等教育改革」先駆者のアメリカ人:レイモン

2019年 1月 31日17:16 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 上海ニューヨーク大学のスクールカラーは紫

 2018年、上海ニューヨーク大学の副校長でアメリカ側校長のジェフリー·レイモン(Jeffrey S.Lehman)は、中国国家外国専家局から、40人の「改革開放40周年最も影響力高い外国人専門家」のうちの一人に選ばれた。中国の開放に関して、特に中米の教育交流分野での多大な貢献が高く評価されたのが受賞の理由だ。

 ニューヨーク大学のアメリカ側校長のジェフリー·レイモン

 教育の改革とグローバル化の専門家であるレイモンは、北京大学国際法学院と上海ニューヨーク大学で相次いで教鞭をとり、中国の高等教育改革と革新に豊富な経験を持つ。「ここ40年で中国の近代化は一気に進み、斬新な発展の道を歩んできました。その理念は中国の伝統、中華文明と西洋文明の真髄の融合です。この発展プロセスの中で、一連の教育革新の成果を収穫しましたが、その一つが中外合資の学校設立です」。

 

 国際的な就学環境と生活

 2012年、米国ニューヨーク大学と華東師範大学が共同で運営する大陸初の国際大学·上海ニューヨーク大学が上海陸家嘴に開校した。これは初の中米共同による国際化大学設立であった。レイモンはこの大学を選んだ学生と教師を、「素晴らしい先駆者です」と賞賛した。

 

 取材に応じるレイモン

 中国の対外開放と世界のグローバル化という状況において、「引進来」(外資導入)と「走出去」(海外投資)が国際経済グローバル化の常態となっているが、教育分野ではこれは各種合資学校の運営となって現れている。現在、国内で独立法人格を備える国内外共同設立の学校は計9ヶ所ある。上海ニューヨーク大学のほか、寧波ノッティンゲン、西安リヴァプール大学大学、昆山デューク大学、広東イスラエル理工学院、温州ケン大学、香港中文大学(深セン)、北京師範大学―香港浸会大学聨合国際学院、新セン北理モスクワ大学だ。一方、独立法人格が無い国内外共同運営の機構は約140ヶ所以上ある。

 中米教育協力の将来について尋ねると、レイモンは「上海ニューヨーク大学の目標は、架け橋の役割を果たす人材の育成です。この目標を目指して、学生には国際化、異文化交流の架け橋の人材になって欲しい。共同設立の学校がどんどん増えることで、中米間の繋がりをさらに強化したいです」と述べた。

 中国の教育改革については、「勇敢で大胆な教育実験と試行錯誤の精神を持つことは、世界一流の教育システムを作るかなめです。特に、世界は今、高速な発展時代に入っており、中国の高等教育は実験型の学習文化に発展すべきです。これによって学生は積極的な勉強家になって、オリジナルな発想と自分に挑むことで答えを探し出します。間違っていても構いません。失敗を怖がらず、失敗から何かを貰えることが中国の高等教育の突破口です」、と進言した。