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静岡県産化粧品展が上海で開催

2019年 1月 18日13:19 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 日本でトップクラスの化粧品生産額を誇る県はどこだろう?それは静岡県だ。このほど、静岡県と静岡県産業振興財団フーズ·サイエンスセンターが共催する「静岡県化粧品展」が、上海の新世界大丸百貨店で開催された。出展しているのは、資生堂やポーラなどの有名なブランドばかり。その場で化粧品を試したり、制作体験ができるほか、新作も多数紹介されている。

 会場では一日に5回行われる口紅のコーディネーション体験に参加できる。資生堂静岡県掛川工場から来たスタッフが直接アドバイスしてくれる。スタッフは、「口紅を思った通りの色にコーディネートするには多くの色が必要ですし、色の量のコントロールも必要です。例えば、ピンク色をつくるには、ホワイト、オレンジ、赤、黒、黄色などが要ります。最終的な色を出すために、何回も調整が必要なのです」、と教えてくれた。また、同じブースで口紅の制作体験もできる。スタッフの説明では、一つの口紅を作るために40種以上の素材がいるそうだ。

 体験のほか、新作も紹介されている。ポーラは最新のBAアイクリームを紹介。そしてサンスターは、静岡ガンセンターと協力して開発し、すでに10年以上使用されている頭頸部のガン患者に向けた商品を展示している。

 また、中国人の香りの好みを知るため、静岡県産の橙、橘、緑茶、バラ、ヒノキ、くろもじなどの香りから気に入った香りを選んでもらうイベントもある。記者が取材した時点では、日本で生産量2位である静岡産「バラ」の得点が最高だった。

 静岡県経済産業部の石井めぐみ氏は、「今回のイベントを通じて、静岡県産の化粧品や化粧品の技術、品質を上海の皆さんに知っていただきたい」と述べた。

  今後もこのようなイベントを開催するかどうかという質問に対して、静岡県産業振興財団フーズ·サイエンスセンターの寺井健二氏は、「今回のイベントの成果によって決める」と答えた。

(曹 俊 写真も)