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2019年 1月 15日18:04 提供:東方ネット 編集者:王笑陽
最近中国の特撮ファンが作成した手作り感溢れるウルトラマンティガの動画が、中国のみならず日本でも大きな話題になっている。
この動画は最初、中国のショート動画アプリ·快手(kwai)に投稿された。日本の「ウルトラマンティガ」を題材にし、ビルや飛行機、怪獣の衣装などのセットや小道具は、段ボールなどで手作りされている。さらに、レンコンをバズーカ砲のような武器として使用する場面もある。この動画は10日頃から中国のネットで広まり、さらに日本のツイッターでも話題となった。
セットや道具はほとんどダンボール製
動画を制作したのは、中国広東省の「95後(1995年から1999年生まれ)」の若者5人だ。全員とも撮影や動画制作などを正式に学んだことはないが、ネットを通じて動画制作に対する共通の趣味で知り合ったという。現在は5人でショート動画スタジオを作り、全フルタイムで動画制作している。彼らによると「ウルトラマンティガ」を動画の題材としたのは今回が初めてではない。前に作成した一本があまり良くなかったので今回やり直してみたのだが、思った以上に人気が出たということだ。この題材を選んだ理由は、「子どもの頃ウルトラマンが大好きだったから」だ。
動画制作者の5人
この動画からは彼らのウルトラマンと特撮への愛が強く伝わってくる。ツイッターでは日本のネットユーザーから、「中国の特撮ファンが作ったウルトラマンが笑えるけど特撮愛を感じる」「特撮愛は国境を越えますね。アマチュア特撮映画祭なんてあれば楽しいかも」「庵野秀明の超劣化版みたいだが愛情は感じる」といったコメントが寄せられている。他にも20年以上前の作品が題材とあって、「子どものころを思い出してしまった」との声も聞かれた。
日本ツイッターでのコメント
中国が2004年に日本から導入した特撮テレビドラマ「ウルトラマンティガ」は、ウルトラシリーズの中で放送回数が最も多い。そのため中国人に一番親しまれているウルトラマンと言えるだろう。主人公のダイゴも、多くの中国人にとってヒーローの存在だ。
(編集:W)