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第二回「日中友好第九演奏会」が開催 『歓喜の歌』で中日友好を歌う

2019年 1月 15日9:23 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 チェロの低く荘重な音でベートーヴェンの名作『歓喜の歌』として親しまれているメロディーが流れ始めた。それを聞くと、来場者たちの顔にも喜びの色が浮かんできた。日中友好第九を歌う会実行委員会が主催した第二回「日中友好第九演奏会」が12日夜、上海交響楽団コンサートホールで開催された。

指揮の薛源とオーケストラ

 この演奏会は音楽を愛する中日双方の愛好者が共同で実現させた公演だ。若手指揮者でピアニストの薛源が指揮を担当、日本出身の内山侑紀がソプラノソロ、中国出身の魯雲斐がメゾソプラノソロ、張帆涛がテノールソロ、呉軼群がバリトンソロを務めた。そして、上海において活動する日本人を中心とした3つの合唱団である上海コールプラタナス、上海グリークラブ、梅ちゃんずと、オーケストラのアンサンブル·エロイカ、上海彩虹室内楽団が集まり、今回の合唱·合奏団を立ち上げた。

ソプラノソロを務めた内山侑紀

 主催側によると、2017年12月、中日国交正常化45周年となる節目の年に、一回目となる日中友好第九演奏会が開催された。そして2018年は中日平和友好条約締結40周年を迎え、益々中日交流、友好ブームが盛んになり、様々な行事が催された。そこで引き続き2019年もこのような中日交流が継続できるよう、また民間主体による働きかけで両国の人と人とが繋がり、より一層中国の文化や観光などに興味を持っていただけるようなきっかけとなれるよう、第二回の第九演奏会を企画したという。

3つのコーラスグループからなる合唱団

 第一回と比べると、今回は日本人演奏サークルのアンサンブル·エロイカが新たに加わり、音楽を通じてより友好の輪が広がった。アンサンブル·エロイカは、昨年4月、上海在住のアマチュア演奏家たちがベートーヴェンの第三交響曲(エロイカ)をメインに据えた演奏会を開催しようと意気投合して集まったオーケストラである。メンバーは、「今回第九交響曲の演奏に参加して、彩虹と一緒に演奏することができ、とても嬉しく思っています」、と語った。

上海コールプラタナス団員の一部

 合唱団の主力となる上海コールプラタナスは2回目の参加だ。コールプラタナス年度役員の岩崎剛士さんによると、コールプラタナスは23年も前から活動しているコーラスグループだ。数名で始めたこのグループは、今や50名を超える大所帯となった。さらにここ2、3年は中国籍のメンバーも加わるようになり、中国人合唱団との協力も多くなった。例えば、昨年10月には、復旦大学合唱団と日本国駐上海総領事館で「日中合唱交流音楽会」を開催した。今度の演奏会に先立ち、岩崎さんはグループを代表して「日中友好の願いも込め、年明けの週末を全員合唱で『歓喜の色』に染め上げます」と熱意を表した。

 今度の「日中友好第九演奏会」は、日中友好第九を歌う会実行委員会が主催、上海市人民対外友好協会、在上海日本国総領事館、上海日本商工クラブが後援、上海総経理会有志が後賛、上海佳途国際旅行社有限公司が協力したイベントである。

(編集:W)