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上海大学で食育活動 「食」の大事さを交流

2018年 12月 17日15:59 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 先日上海大学で、キッコーマン株式会社による「キッコーマンの食育」をテーマとしたイベントが行われた。学生は三色丼を作って食べ、日本の食文化を理解するとともに、自らの健康に直結する「食」について深く考える機会を得た。

 イベントには上海大学の学生90人が参加。それぞれグループに分かれて、自分や友人の好みに合わせて食材を選び、2種類の三色丼を作った。主催者からは、食材選びでは栄養のバランスに配慮すると同時に、食材の無駄遣いにも注意するようアドバイスがされた。

 食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。日本では明治時代、子供の育成について、徳育、知育、体育という3つの要素の真ん中に「食育」が位置づけられる、という考え方があった。

 今回のイベントの主催者であるキッコーマン株式会社の深澤氏は、「『食』は体を維持するためにとても大切なものであることは言うまでもありません。しかしそれが健康に与える影響だけでなく、人と人の間を結ぶ大事なツールでもあることを学生に知ってもらうのも今回の活動の意義です。相手のためにおいしい三色丼を作り、そして相手に感謝される。それは単純に満腹感を得るためだけではなく、『心の満足」を得ることができるものであることを感じ取ってほしいです」、と語った。

 イベントに参加した一年生の兪路瑶さんは、「今日のイベントに参加して、いままで友達の好みが分からなかったことに気づきました。友達に三食丼を作ってあげることを通して、相手に対する理解が深まり、とても有意義でした」、と話した。

 今回の『キッコーマンの食育』イベントはキッコーマンが上海市人民対外友好協会の支援の下で、食をテーマに人と人、人と社会の間のコミュニケーションを促進し、日中間の民間交流を促進する活動の一環である。キッコーマンは2010年上海万博の料亭『紫 MURASAKI』を通して上海大学の若者と深い縁を結び、「食文化の国際交流を促進する」いう企業理念を基本に、毎年上海大学にて講演会、社会調査、『おいしい記憶』をテーマにしたエッセイコンテストなどを行ってきた。そのほか、毎年優秀な大学生を日本に招へいしている。