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【改革開放40周年40人】盧燕:本当の中国を世界に伝える

2018年 12月 4日10:25 提供:東方ネット 編集者:範易成

  今年91歳になる中国系アメリカ人女優·盧燕氏は、外国人として初めて白玉蘭演劇部門で表彰された人であると同時に、アカデミー賞審査委員、台湾金馬賞を3回獲得などで名前が広く知られている。盧燕氏は中西文化交流の使者として、中国の文化面における開放をこれまでずっと見守ってきた。

取材を受ける盧燕氏

  60年生涯女優 いつでも全力で

  彼女の義理の父は、中国の有名な京劇俳優である梅蘭芳だ。「生涯女優」はその父の指導でもある。盧燕はこれまで約60年の女優人生において、いつでも全力で仕事に取り組んできた。そして今回もまた故郷の上海に戻って、ドラマ「夢に似る夢」に出演した。

「夢に似る夢」に出演する盧燕氏

  このドラマに初めて出演したのは2005年の時だが、「完璧ではなかった」、と彼女は語る。「今回、また出演するチャンスをもらえて、本当によかったと思います」。

  女優生活の60年間、盧燕氏は中国の優れた伝統文化作品を海外に発信し続けてきたほか、それぞれの時代で中国人の好む西洋の芸術や文化を、中国に紹介してきた。最初にアメリカのドラマ脚本を翻訳した時の気持ちについて盧燕は、「中国の改革開放初期は、中国ではアメリカの現代ドラマ作品が少なかったので、アメリカの現実を表している脚本を翻訳したのです。これらの作品を通じて、中国の人々が外国の真の生活を深く理解してくれれば、と思いました」、と語った。

若い時の盧燕氏

  両国を越えて 開放を見守る

  今の上海は、盧燕氏が最初に来た当時と比べて大きく変化した。これは彼女にとって大きな喜びだ。「海外に出たあと、初めて上海に戻ったのは改革開放の初期でした。その時と比べて一番大きく変ったのは、浦東の発展です。昔は浦東に行くのに、何時間もバスに乗らなければなりませんでした。でも今は上海の金融センターとなって、高層ビルが軒並み立ち並んでいます。これは改革開放政策によるものです」、と盧燕は語った。

  文化の面で言うと、今は中国全国の劇場で、アメリカ、ロシアなど、外国の芝居が次々と上演されている。また同様に多くの中国の芝居も、外国に進出して行っている。「中国には5000年の歴史があるので、外国の人々は中国の伝統文化に強い関心を持っています」。盧燕は、今の時代は交通が発達して、インターネットも普及しているので、外国の人は中国に対して一定の理解を持っている。大事なのは優れた脚本があることで、そうすれば中国の京劇、バレエなどの文化面で、本当の中国を世界に伝えることができる、と強く信じている。

改革開放への望み

(編集:f)