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【上海の一週間】ゲノム編集で双子誕生、世界エイズデー

2018年 12月 3日10:02 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

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 ゲノム編集で双子誕生か、科学者が厳しく非難

 中国深センの南方科技大の賀建奎副教授がゲノム編集技術を使ってヒトの受精卵の遺伝子を操作し、双子が生まれたという出来事が世の中に大きな議論を巻き起こしている。

 今度の出来事は人民網の深センチャネルが26日に発表した『世界初のゲノム編集でHIV免疫持つ双子が中国で誕生』報道がきっかけで、内容は国内外のメディアに大きく取り上げられた。さらに事実関係の不透明さや倫理上の問題で、科学界だけでなく社会でも大きな論議を引き起こしている。多数の科学家が連名で声明を発表し、賀建奎副教授の行為を厳しく非難したことで波紋が広がっている。

 28日、賀建奎副教授は香港で開かれた国際会議で、公の場での初の発言を行い、「自分の子どもでも実験するのか?」との質問に、「もし先天的な問題があるなら、同じ実験をする」と応じた。賀氏は騒ぎに対する謝罪の言葉を口にする一方、「チーム全体が研究および成果の取りまとめに努力した。同時に、(自身が所属する)南方科技大学に感謝する」と発言した。また、講演後に受けた双子の将来に関する質問については、「プライバシーを保護しつつ、モニタリングを続ける」「全ての資金とエネルギーを費やしてケアする」などと回答した。