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D&Gの中国ショーが中止、「中国に対する侮辱」で中国の芸能人がファッションショーをキャンセル

2018年 11月 22日17:05 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 21日、イタリアのブランド「ドルチェ&ガッバーナ(D&G)のガッバーナ氏がSNSで中国を侮辱したコメントが、ミニブログ(中国ソーシャルサイト)で炎上した。

 ネットユーザーの@Fashion_BangZによると、このブランドのデザイナーが「中国はクソみたいな国」などと、中国を侮辱する内容のメッセージを送信していることが確認できる。

 現在、この内容は1.6万人に転送され、コメントは5000本以上に達した。コメントでは、中国市場からの撤退を要求する声も高かった。

 そもそも今回の騒動の発端となったのは、「ドルチェ&ガッバーナ」が「箸で食べる」と題した3つの映像をSNSに投稿したことだ。映像は、ピザやカンノーロ(イタリアの菓子)、スパゲッティを食べる方法をアジア人モデルに北京語で指南するという内容で、特にカンノーロを箸で食べようとする女性モデルに対し、男性のナレーションが「それはあなたには大きすぎないか?」と聞いていることで、人種差別的であるだけでなく、セクシュアルハラスメントだと批判を受けることとなった。さらに、撮影場所が老朽化した市場だったことにも「中国の古いイメージを強調しているのでは」と、多くの中国人ユーザーが疑問を呈した。

 現在、この映像は中国の公式ミニブログアカウントに削除されたが、国内のソーシャルサイトではまだ見られる。

 これに対して、俳優の陳坤や女優の章子怡、李氷氷、王俊凱が反発し、21日に予定していた上海でのD&Gのファッションショーの出演をキャンセルした。

 今回のD&Gの宣伝映像の内容をどう考えるかについてはまだ論争中だが、中国人の癇に障ったことは違いない。あるネットユーザーは、ブランドは文化の違いであって、文化の格差ではないと書いているがその通りだろう。海外市場を開拓しようとするなら、互いの尊重と理解がなければ関係は成り立たない。

 D&Gはミニブログに謝罪を掲載し、ガッバーナ氏のインスタグラムのアカウントがハッキングされたと釈明した。しかし上海でのショーに関しては、「延期する」としたものの、詳細には言及しなかった。