PC端末|中国語|English

上海

「FBC上海2018商談会」が上海で開催 未来工業に注目

2018年11月20日 12:42
 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

商談する来場者

展示品に注目する来場者

 だが、今回の商談会がこれまでと異なるのは、この商談会が「FIF未来工業展覧会」とも呼ばれている点だ。今年の4月に、主催側のファクトリーネットワークチャイナと上海万耀企龍展覧有限公司は、プロジェクト「FIF未来工業展覧会」を始動することを公表した。このプロジェクトは「FBCものづくり商談会」のアップグレードだともいえる。「中国製造2025」(中国が実施している製造強国戦略)の背景のもとで、プロジェクトは中日間の技術マッチングや、業界企業の交流などを通じて、両国のものづくり企業または業界の発展を促進することで両国の企業に確かな利益をもたらし、「未来工業」に注目するプラットフォームを作ることを目指している。

 そのため、今回アップグレードした「FBCものづくり商談会」では、展示会のほかに、スマート製造や未来工業をキーワードとするフォーラムも開催されている。たとえば、19日には「工業IoTで動かすスマート製造、未来工業の方向は?」がテーマのフォーラムが行われたほか、20日には「日中EV·次世代車交流会」と「GMCA in 上海」が開催される予定で、IoT技術や人工知能や新エネルギー車などの、ものづくり業の話題にも触れられる予定だ。

19日のフォーラムではファナックの王企遠博士が「ファナック製ロボットとIoT技術の活用」の講演を行った

 主催側によると、来年のFBC商談会は上海市のほか、江蘇省昆山市、広東省深セン市、や仏山市、中国の西南地域や中部地域でも開催される予定だ。さらに海外では、タイで「Mfairバンコク」、ベトナムで「FBCホーチミン」を開催し、中国企業の海外進出をサポートする。

 本商談会は、日本の各地方銀行·自治体、在上海日本国総領事館、日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所、日刊工業新聞社、上海日本商工クラブ、上海市中小企業発展服務中心などの機関·メディアの後援で開催された。開幕式では、ファクトリーネットワークチャイナ集団の井上直樹CEO、在上海日本国総領事館片山和之総領事、日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所の小栗道明所長および上海中小企業発展服務中心の劉為鋼副主任などが出席し、挨拶を述べた。

(編集:W)

1

2

関連記事