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「シェア車椅子」がコミュニティー介護に力を発揮

2018年 11月 12日16:04 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 現在、「シェア」経済が社会の各分野で盛んだが、今度は「シェア車椅子」が出現して話題となっている。

 データによると、2016年末に、中国の60歳以上の高齢者人口は2.3億人に達し、総人口の16.7%を占めるようになった。2050年までには、高齢者人口が4.8億人に達する見込みだ。一組の夫婦が四人の高齢者を扶養する社会構造となり、高齢者の介護がより深刻になろうとしている。

 そこで上海互邦と蘇州老宝貝では、半年前からインターネット技術を応用し、車椅子などリハビリ扶助器具のシェア経済モードのあり方を試行してきた。病院やコミュニティーに無料で扶助器具を設置し、利用者は登録しなくてもQRコードのスキャン或いはICカードを使って、直接車椅子を使用して返還できる。「無料」+シェアという半公益のシステムを採用し、長期間必要な高齢者に対しては時間割り、日割り、月割りなどといった臨機応変のサービスを提供する。

 関係者によると、半年間試行する中で、リハビリ扶助器具はすでに500か所以上の病院とコミュニティーに設置されていて、今後は社会資源を効率的に使用しながら、より良いサービスを提供するように努力するとのことだ。