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旧上海市図書館が再開 大人気の「観光地」に(1)

2018年 10月 12日15:54 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 (1)~再開初日の入館者数は6千人以上~

 先日の国慶節連休中は、各地からの大勢の観光客が、外灘(バンド)や東方明珠塔など上海の人気観光地を訪れた。その一方で、多くの上海地元の人々は都心から少し離れた楊浦区の図書館に押し寄せていた。それが10月1日に一般公開になった楊浦区図書館新館だ。

楊浦区図書館新館(旧上海市図書館)

 楊浦区黒山路181号にある楊浦区図書館新館は、以前は旧上海市図書館と呼ばれた古い建物で、「優秀歴史建築」、「楊浦区文物保護単位」にも認定されている。建物の保護のために入館者数は800人に制限されているが、にもかかわらず、中国古典建築様式の外観と、普通の図書館とは異なる立派な造形が多くの市民を引き寄せている。10月1日の開放の初日には、入口の前に長蛇の列ができ、閉館までの入館者は延べ6068人に達した。

 実は、修繕工事の最中にも周辺の住民や通行人は建物の前でよく足を止めて、古代の城門の上に建っている楼閣のような建物を眺めながら、「いつ開放になりますか」と聞いていたという。

中国古典建築様式の外観を持つ楊浦区図書館新館

 修繕工事は約3年前から始まったが、それ以前は同済大学の校舎として使われたことががあるが、大学が移転してから修繕工事が開始するまでの長い時期にはほぼ放置状態にあった。そのため、その近くに20年住んでいた住民が一度も入ったこともない人もいるそうだ。

(編集:W)