地元紙「労働報」の報道によると、「国家発展改革委員会国有観光エリアの入場料の改善に伴う重点国有観光エリアの入場料値下げ構造の形成に関する指導意見」の関連要求を徹底し、上海市観光業のクオリティの高い発展を促進するとともに、市民の美しい生活に対する需要を満たすため、9月28日、浦東新区人民政府は2018年10月1日から、上海科技館（Shanghai Science & Technology Museum）の普通（おとな）入場料を25％引き下げ、1人あたり60元/人から45元へ値下げする決定を下した。そのほかの割引入場料も規定に基づき調整する。身長1.3m（1.3mを含む）以下の児童、70歳及び70歳以上の高齢者、有効な証明を提示する障害者などの特別割引対象者は引き続き入場料無料を実行する。

　上海科技館は上海市で唯一政府が入場料価格を指導管理する5A観光施設である。建国記念日に当たる10月1日「National Day（国慶節）」の大型連休に合わせた入場料の引き下げ実施は公共資源を建設する国有観光エリアの公益性を高め、上海市全域の観光発展の加速、観光エリアと観光業を促進する持続的健全な発展の実現にとって重要な措置である。今回の入場料値下げにより観光収入の減少支出額は年間約2,500万元と予測されている。