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日本の建築家隈研吾の個展が上海で開催

2018年 9月 5日15:44 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 日本の有名な建築家である隈研吾の個展、「隈研吾の材料研究室――2018隈研吾建築都市設計事務所作品展(上海)」が、9月4日から11日30日まで上海の虹橋国際展匯(PortMix)で行われている。

 同展は隈研吾建築都市設計事務所と新地集団の共催によるもので、写真や模型、アート装置などで隈研吾の60件の作品を展示している。期間中は隈研吾も出席し、作品に関するストーリーを語る予定だ。

 会場となっている虹橋国際展匯(PortMix)は、上海の虹橋商務区にある。敷地面積は31万平方メートルに達し、隈研吾が自ら設計した作品の一つでもある。虹橋国際展匯は今年11月に開催される中国国際輸入博覧会の開催場所である国家会展中心や、上海の交通の要衝である虹橋空港と虹橋高鉄駅とも近い。商業や文化イベントの開催地として地理的な優位性を持っており、全世界の企業や機関へ、展示と交流に最適な空間を提供できるだろう。デザイナーの隈研吾は石、瓦、木、水などの自然に存在する元素を活用しており、その独特の建築哲学を展示している。

虹橋国際展匯

 隈研吾の作品は世界20国以上に点在している。2020東京オリンピックの主会場となる新国立競技場のデザイナンも彼によるものだ。竹、木、紙、石などの素材にこだわった「和」のイメージは、彼の風格だと言ってもいい。2018年には、約30年間の活動を紹介する個展「くまのもの」が東京で開催され、これまで使ってきた10種類の素材(竹、木、紙、土、石、金属、ガラス、瓦、樹脂、膜·繊維)ごとに、75件のプロジェクトの模型や資料を展示した。この個展と同様、今回の上海個展も建築材料を手がかりとして隈研吾の作品を分類して展示する。

10種類の素材ごとに隈研吾の作品を分類

 ▲9月15日の開館が迫っているスコットランド初のデザイン博物館「V&A Dundee(ヴィクトリア&アルバート·ミュージアム)」。プレキャストコンクリートパネルで構成した複雑で湾曲のある壁が特徴。

 ▲現在建築中の日本の新国立競技場。建築素材は主に木で、日本の47都道府県の木を全部使うそうだ。

 ▲静岡県にあるカフェ「COEDA HOUSE」。棒状の木材を組み合わせ、一本の巨大の樹木のように大きく枝を張り出した形にした。(写真は隈研吾建築都市設計事務所の公式サイトから)

 ▲上海虹口にあるオフィスビル「虹口SOHO」。通常のオフィビルの「固い」イメージを打ち破り、アルミのプレートを編んだレースのようなメッシュでヒダを作り、ドレスのような柔らかなファサードを実現。(写真は隈研吾建築都市設計事務所の公式サイトから)


 イベント情報

 開催期間:2018年9月4日至11月30日(月曜日休館)

 開放時間:10:00-18:00、最終入場は17:00

 場所:虹橋国際展匯10-2号ビル

 住所:上海市閔行区申昆路2377号

 交通:地下鉄2号線または10号線で「虹橋2号航站楼」駅まで

 入場料:60元

(編集:W)