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中日ビジネス異文化のゼミが上海で開催

2018年 8月 31日14:32 提供:東方ネット 編集者:範易成

  東方ネット30日付:このほど、中智日本企業倶楽部·智櫻会による「中日ビジネス異文化」をテーマとするゼミが、上海で開催された。上海一実貿易、イオン、ベネッセ、クレハ、コクヨ、平田機工自動化設備、リクルート、アルプス電気、上海マタイ、三井允拓複合材料、上海川辺、東京インク、シナノア、ヒューマンなどの日系企業の駐在員が参加した。

ゼミ会場

  講師を務めた中智日本企業倶楽部·智櫻会の馮串紅部長によると、在上海日本企業の新駐在員のほとんどは、毎年4月に上海に赴任する。そして8月は中国人スタッフと4ヵ月一緒に働いて安定すると同時に、様々な問題が出て来る時期でもある。このため中智では、毎年8月に中日ビジネス異文化についてのゼミを開催するのだ、と言う。


馮串紅氏

     ゼミで発表されたアンケートによると、在中日本企業の中国人社員から見た日本人の長所は、「礼儀正しい」、「時間や規則を守る」、「理性的、ロジカルが強い」、「生活習慣がよい」、「公私を明確に区別している」等の意見がある。また、短所については、「褒め下手で叱り方が厳しい」、「根回しが多い(言い難い事は伝言が多い)」、「中国人をあまり信用しない」、「日本語を正しく直してくれない」、「会議が多く、新しい知識の吸収が少ない」等の意見がある。これらへの改善策として、馮部長は、中国語を学んで社員とコミュニケーションを積極的にとることが大切だ、と指摘した。

参加者ら

  ゼミが終わった後で、参加した日本人の駐在員からは、「中国人との信頼関係は法的契約、心理的契約、権限委任で築かれる」、「人と人は同じである。しかし違うところを理解することが大切だ」、「中国労働市場における日本企業の位置づけが良く分かった」、などのコメントが寄せられたとのことだ。

(範易成、写真も)