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スリランカで中国北宋時代の陶磁器を発見

2018年 8月 22日15:48 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 上海博物館は20日、中国-スリランカ考古学プロジェクトの考古学調査チームが、スリランカのアラピディ(Allalppidi)遺跡で中国の北宋(960─1127年)時代の陶磁器の破片を発見したことを伝えた。出土した陶磁器は当時の海上貿易と関わりがあると推測されている。

 2週間ほど前、上海博物館の考古学調査チームがスリランカに到着し、中国-スリランカ考古学プロジェクトが開始した。実は上海博物館の考古学調査チームは、今年の3月にスリランカにある重要な遺跡を訪問調査したことがあり、その最後にアラピディ遺跡が今年の中国-スリランカ考古学プロジェクトの発掘対象として選ばれた。

 アラピディ遺跡はスリランカの北部にある重要な港湾都市ジャフナ(Jaffna)に位置する。1977年、イギリスの考古学者ジョン·カスウェル(JohnCarswell)は、ここで大量の中国製陶磁器を発見した。今回の発掘で出土した陶磁器によって、40年前のジョン·カスウェルの発見が改めて証明され、また中国とスリランカの貿易歴史におけるアラピディ遺跡の重要さも判明したと考えられている。

 8月10日、アラピディ遺跡発掘プロジェクトが正式に開始し、計画の発掘面積60平方メートルのうち、20日までにすでに40平方メートルの調査が終了した。

アラピディ遺跡の所在地

(編集:W)