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人気上々 中国国際輸入博覧会の出展申し込みが好調

2018年 7月 30日17:07 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 第1回中国国際輸入博覧会(CIIE2018)(以下「輸入博」と略)の開幕まであと100日となった27日に行われた記者会見で、今年四つ行われるホームグラウンド外交行事の一つである輸入博に対する出展の申し込みが非常に好調で、世界130カ国と地域からの出展が予定されていることが明らかになった。

 また、展示場面積も27万平方メートルに及び、展示面積や規模などをベースに考えると、すでに世界的な展示会のレベルに達していることが分かった。商務部の王炳南副部長は、出展企業は全体的に見て質が高く、予定の2800社はすべて海外企業で、そのうちフォーチュン500に入る企業や各業界のリーダー企業が200社ある、と述べた。また、展示ブースの平均面積はほぼ100平方メートルであることも明らかにされた。

 出展企業が多いので、出展される新製品も当然多くなる。それぞれの企業は100種以上の新製品·新技術をもたらし、世界で最も先端的で代表的な製品やサービスを全面的に展示するとのデータもある。そればかりか、開発途上国と後発開発途上国からも数多くの企業が参加し、それぞれ特色のある製品を出品する予定だ。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)上海代表処の小栗道明所長は東方ネットの取材に応じ、日本からの出展企業はおよそ400社で、このうち300社は日本における唯一の取りまとめ機関であるジェトロを経由して申し込みを行ったと話した。日本からは主に日用品、食品、医療、機械、自動車、アニメなどの産業の企業が出展し、展示エリアの総面積は2万平方メートルぐらいという。

 一方、中国の隣国であるロシアからの応募も多い。中国国際輸入博覧局の李碩代表によると、ロシアから展示ブース総面積が1000平方メートルとなる出展申し込みがあった。具体的な名簿はまだ確認中だが、ロシアは今回の博覧会における最大規模の参加国の一つとなることは間違いなく、主に工業と農業製品を出品する予定だ。

 いっぽう各国駐上海総領事館からの情報によると、イスラエルやポルトガルやアイルランドなどからの出展もある。アイルランドの農業部と商業部は、それぞれ80平方メートルと30平方メートルの展示ブースを設立し、アイルランドの食品やサービスを展示することが明らかになった。このほか、ベラルーシ、ベトナム、エジプト、タイ、シンガポール、インドなど「一帯一路」の沿線国も高い出展意欲を示している。

 しかし応募企業があまりに多いことから、出展できない企業も多数出ている。今回の募集は6月末にすでに終了したが、このため早くも2019年度の出展者も現れている。ドイツの小売大手メトログループ、フランスの世界最大のイーストメーカーであるルサッフル、フランスの「中国·地中海地域経済協力貿易機構(OSMC)」などは、すでに2019年度の出店契約を結んだ。それらの展示面積は3000平方メートルを超える見込みという。

 

※注:今年中国が行う四つのホームグラウンド外交行事:一つ目は4月に海南省で開催するボアオアジアフォーラム年次総会、二つ目は6月に青島で開催する上海協力機構首脳会議、三つ目は9月に北京で開催する中国·アフリカ協力フォーラムサミット、四つ目は11月に上海で開催する初めての中国国際輸入博覧会である。