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上海の職業技術学校で親子活動 食文化で中日交流を強化

2018年 7月 4日15:57 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 2日、上海市人民友好協会の支援で、上海甘霖初級職業技術学校において、特別な「親子活動」が行われた。調理学部の学生が日本料理の基本である「一汁三菜」を心込めて作って、招待した自分の親たちに食べてもらった。1年間の努力の成果と成長を見てもらうまたとない機会となり、学生は親への日頃の「感謝の気持ち」を料理で表し、家族の「絆」がより深まった。

  調理中の学生たち

  自分で作った料理を親に提供する

 同校の張瑾校長の紹介によると、1年前、キッコーマン社は上海在住の日本料理人である「旬割烹真木乃」の谷口義忠大将に、この学校の調理学部での講義を依頼した。そして谷口大将は全6回にわたる講義の中で、日本料理の基礎を実習を交えて教えた。目標は日本料理の基本である「一汁三菜」を一人で作れるようになることに置いた。

 そして活動の当日、キッコーマンと甘霖初職校では13名の学生の親を招待。わが子が一年を通して学び、心を込めて作った一汁三菜を味わった。親たちは日本料理を味わうと共に、わが子の成長も料理の中に感じていたようであった。

 活動に参加した市友好協会日本処の責任者は、「今回の若者向けの食文化活動はとても有意義だった。今年は中日友好条約締結40周年であり、活動では学生の親を招待して、彼らに日本料理を味わってもらえた。学生は1年間の日本料理の勉強を通して、調理技術の上達だけではなく、今後の人生の計画や発展に対する自信も得ることができただろう。これからも上海と日本との友好交流が続けられると信じている」と話した。

 

 学生に「修了証書」を渡す谷口大将

  学生から二人にプレゼントを贈呈

  記念撮影

 活動の最後にキッコーマンと甘霖初職校は、学生たちへ「修了証書」を渡した。証書は彼らが一年間の勉強を通して、日本料理の基本を習得したことの証明であり、今後社会に出る際に役立てて欲しい、という思いがある。いっぽう学生は、キッコーマンの深澤氏と谷口大将に、心を込めて作った記念品を渡して、二人が中日民間交流と中国の職人の育成に尽力してくれたことへの感謝の気持ちを伝えた。

 今回のイベントの責任者であるキッコーマン株式会社海外管理部の深澤部長は、「キッコーマンは2010年上海万博で高級料亭·紫を開店して以来、長年『食文化の国際交流』の促進に取り組んできた。学生たちは、新しい調理技術と知識を身に着けるのと同時に、感謝の気持ち、食材を大事にする気持ち、親への感謝、社会への感謝の気持ちをぜひ持ってほしい」、と語った。