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金爵賞入選作品『猫は抱くものだ』の舞台挨拶

2018年 6月 22日16:39 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 21日、上海国際映画祭のコンペティション部門·金爵賞の入選作品『猫は抱くものだ』の監督と主演女優による舞台挨拶が行われた。

 この映画は「猫弁」シリーズで知られる大山淳子の同名小説を実写化したもので、元アイドルのメンバーだった沙織と、「自分を沙織の恋人だ」と思い込んでいる猫の良男の関係を描いた物語だ。

 メガホンをとったのは『ジョゼと虎と魚たち(中国語:Jose与虎与鱼们)』(2003)、『メゾン·ド·ヒミコ(中国語:彩虹老人院)』(2005)で中国の映画ファンに知られてきた犬童一心監督だ。2007年には犬童監督の作品である『眉山』も、金爵賞のコンペティションに入選した。今回の作品は、このほど大ヒットとなったドラマ『グーグーだって猫である』に継いで、猫を題材とした新作である。

 主人公の沙織役を演じるのは、女優兼歌手の沢尻エリカ。そして、猫の良男の擬人化した姿を演じるのは、若手演技派俳優の吉沢亮。沢尻エリカは監督とともに舞台挨拶に立ち、「ずっと前から犬童監督の作品に出演したいと思っていました」と述べた。

 会場の記者から「この映画を通じて伝えたいことは」と質問された犬童監督は、「現代人は非常に忙しいです。でも生活を少しゆっくりにすれば、身の回りのささやかで美しいものを探すことができると思います。好意的な行為は、それがいくら小さかったとしても人に大きな希望を与える可能性があるからです」と話した。

(編集:W)