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2018年 6月 4日16:36 提供:東方ネット 編集者:範易成
東方ネット4日付:上海を拠点とする中国出前の大手「Ele.me(餓了么)」が、政府からドローン配達サービスの許可を得て、上海市金山工業園区でドローンでの配達サービスを始めることが分かった。
Ele.meは今回、上海の産業密集地域を中心に、17の経路における飛行承認を得た。スマートフォンで顧客の注文を受け、20分以内に食事を配達する計画だ。上海金山産業団地で事業を展開している100以上の飲食業者が、今回のドローン配達に参加すると予想されている。
Ele.meのドローン配達システムの全体像としては、まず出発エリアにいる配送スタッフが顧客の注文を集め、それぞれのドローンに食品を乗せる。次いで顧客がいる地域にスタッフが待ち構えていてドローンから食品を受けとり、指定の住所に配達するという手順になっている。なお、顧客にはドローン配達による追加料金は発生しない。Ele.me側は、むしろドローンで配達することで通常の配達よりも運用コストが下げられると試算している。配達距離のうち、配達スタッフが担当するのは15%程度の長さになる予想だ。
Ele.meは昨年9月、ライバル企業「Meituan(美団)」に先行して上海でドローン配達サービスのテストを行った。当時使用されたドローン「E7」は、最大時速65kmで約10km飛行することができる。また昨年10月にはドローンのテスト飛行に続き、地上を移動する配達用ロボットも公開している。
(編集:f)