ようこそ、中国上海!
2018新春

Home >> 新着 >> 上海

武田薬品が中国で多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ」を発売

2018年 5月 21日16:48 提供:東方ネット 編集者:範易成

  東方ネット21日付:武田中国はこのほど、中国で多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ®カプセル」(一般名:イキサゾミブクエン酸エステル、以下「ニンラーロ」を発売することを明らかにした。また、中国ガン基金会との提携による、多発性骨髄腫患者に向けた支援プロジェクトも発表した。

記者会見会場

  「ニンラーロ®カプセル」は、新規の経口プロテアソーム阻害剤であり、2017年2月現在、米国、欧州を含む世界38カ国で販売許可を取得している。経口摂取できるのが特長で、中国の患者に新たな選択肢を提供し、長期治療や生活の質の向上などが期待できるとのことだ。

  <多発性骨髄腫について>

  多発性骨髄腫は形質細胞のガンであり、骨髄が病巣となる。本疾患では、単クローン性の形質細胞のあるグループが悪性化して増殖する。悪性化した形質細胞には骨を脆くする作用があり、多くの骨に影響を与え、結果として圧迫骨折、溶解性骨病変や関連疼痛に繋がることがある。また、本疾患は免疫系、腎、赤血球数に影響を与え、倦怠感、貧血などの典型的な症状を伴うことが多く、数多くの重大な健康障害を引き起こす可能性がある。世界中の患者数は約75万人。中国においての発病率は10万人当たり1人に達しており、すでに急性白血病を超えている。 

支援プロジェクトも発表

(編集:f)