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上海

国際博物館の日に10号線で特別列車を運行

2018年5月17日 17:31
 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 毎年5月18日は国際博物館の日である。これは世界の博物館関係者で組織される国際博物館会議(ICOM)によって1977年に制定されたものだ。博物館や記念館など126館を有する上海市は、今年も様々なイベントでこの日を迎える。

 16日、地下鉄10号線では「国際博物館の日」特別列車が老西門駅から発車し、シリーズイベントの開幕を告げた。

「国際博物館の日」地下鉄特別列車

 車内は元気カラーのオレンジ色を中心とするデザインだ。車内の壁、天井、床、つり革などには、博物館のロゴとQRコードが描かれている。乗客はスマホでQRコードをスキャンすると博物館の情報を入手できる。また、今年の世界共通テーマ、「新次元の博物館のつながり-新たなアプローチ、新たな出会い」(中国語:超级连接的博物馆:新方法,新公众)も、どこでも目にすることができる。

「国際博物館の日」地下鉄特別列車

 地下鉄10号線は新天地、豫園、南京路、淮海路、四川路、五角場などといった上海のランドマークを通っており、上海の文化を結ぶ線路とも言える。この特別列車は5月いっぱい運行する予定だ。

 上海には現在、博物館、記念館、美術館などあわせて126館ある。上海市の常住人口は2400万人なので、平均すると19万人当たり1館のレベルで、全国平均よりかなり高い。

 上海市文広影視局局長で文物局局長の于秀芬氏は、記者の質問に対して「16万人当たり1館がこれからの目標だ」と述べた。