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「ハロー!ザ·オールドタイム」展 30代にとって懐かしい物がいっぱい

2018年 5月 16日15:53 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 このほど、「ハロー!ザ·オールド·タイム」という展覧会が上海で開催され、改革開放から2000年代初期にかけて子供に愛用された小物が展示されている。缶ペンケースや、ゲーム機など、80年代と90年代生まれの人々の子供時代を語る懐かしい100点の小物に出会うことができる。

かけ算の九九が書かれた缶ペンケース

 ペンケースは子供たちの必需品。シンプルな缶のペンケースやプラスチック製のペンケースが定番だったが、小学生の間に多機能筆箱というものが流行したこともある。鉛筆削りや消しゴム入れや虫眼鏡などの機能が付き、鉛筆入れがポップアップ式のぶ厚いタイプだった。このような「ハイテク」筆箱を持って来た子供は、きっとクラスで注目を集めたことだろう。

 そしてシンプルタイプであっても「ハイテク」タイプであっても、その中には色々なものが入っていた。男の子はカードや玩具、女の子は梅の花やキンモクセイの花。中にはペンケースの中で蚕を飼い、授業中にこっそりと蚕と遊んでいた人もいたらしい。だが、高学年になるにつれて、シンプルな缶のペンケースもハイテクの多機能筆箱も次第に布製のペンケースとなり、そして最後にはペンケースも要らずに、ただ1本のペンに変遷していく場合が多かった。

誰でも持っていた歌詞ノート

 好きな歌詞を美しいノートにきちんと書き写すことは、小中学生の楽しみだった。簡単に書き写すだけではなく、雑誌の編集者のように工夫を凝らしてタイトルの字体、組み版をよく考えたデザインでないといけないものだった。

80年代のケンタッキーおじさん

 1989年、上海に中国初のケンタッキーがオープン。外灘の近くにある東風飯店、現在のウォルドーフアストリア·上海オンザバンド(華爾道夫酒店)にあり、90年代の男女にとってはデートにもってこいの場所だった。もちろん子供にとってもケンタッキーを食べるのは児童節(中国のこどもの日)の最高のプレゼントだった。だが、この最高のプレゼントをもらうためには、2時間ほど行列に並ぶ必要があった。

ゲームボーイ

 もう一つの憧れのプレゼントは任天堂が発売した携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」だった。単3乾電池4本を使用すれば約20時間遊べ、また、ゲームソフトを入れると1台のゲーム機でたくさんのゲームができる画期的なゲーム機だ。マリオ、ポケモンなどのヒット作が次々と出てきた時代だった。

たまごっち

 1997年、小学生のカバンから「ビービービー」の声が聞こえたら、それはスマホではなく、たまごっちだった。たまごっちは1996年にバンダイから発売された携帯型育成ゲームで、中国では「電子寵物蛋(電子ペットの卵)」と呼ばれていた。キャラクターはお腹が空くとビービービーと警報音を発するのでごはんや水をあげる。そしてトイレやシャワーの世話をしたりするだけで、遊び方も非常にシンプルだった。

90年代上海バスの1ヶ月定期券

ブロー成型のブロック

 この他にも、バスの定期券やブロックなども展示されている。