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2018年 5月 14日10:24 提供:東方ネット 編集者:王笑陽
今年の6月に、上海国際映画祭に出展される6本の日本映画のタイトルが公表された。いずれも大人気の話題作だ、と看看新聞が伝えた。
上海国際映画祭で紹介される日本映画は非常に人気だ。チケットは販売開始と同時に完売してしまうこともよくあるから、気にいった映画を早めに見つけてそれに注目する方がいいかもしれない。今後も順次、日本映画リストが発表される予定だ。
これまでに公表された6本の日本映画は以下の通り。
『8年越しの花嫁~奇跡の実話~』
ジャンル:ロマンチック
日本公開日:2017年12月16日
監督:瀬々敬久
脚本:岡田惠和
主役:佐藤健、土屋太鳳、北村一輝
解説:きっかけとなったのは2015年2月にユーチューブで話題となった「8年越しの花嫁キミの目が覚めたなら」という動画だ。日本岡山県にいるカップルの実話を映画化したものである。結婚を約束し、幸せの絶頂にいた尚志と麻衣。結婚式の3カ月前、麻衣が原因不明の病に倒れ昏睡状態に陥ってしまう。尚志はそれから毎朝、出勤前に病院に通って麻衣の回復を祈り続ける。数年後、麻衣は少しずつ意識を取り戻すが、記憶障害により尚志に関する記憶を失っていた…。
『孤狼の血』
ジャンル:犯罪
日本公開日:2018年5月12日
監督:白石和彌
原作:柚月裕子
脚本:池上純哉
主役:役所広司、松坂桃李、江口洋介
解説:暴力団対策法成立直前の1988年の広島を舞台とし、地場の暴力団の尾谷組と加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村組関連の金融会社社員が失踪する。所轄署に配属となった新人刑事の日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事の大上章吾とともに事件の捜査にあたるが、この失踪事件を契機に暴力団間の抗争が激化していく。
同名の小説の作者である柚月裕子は、第69回日本推理作家協会賞を受賞。この小説は「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された。
『モリのいる場所』
ジャンル:伝記
日本公開日:2018年5月19日
監督:沖田修一
脚本:沖田修一
主役:山崎努、樹木希林、加瀬亮
解説:日本画壇の伝説の画家である熊谷守一夫妻の晩年の暮らしを語るものである。熊谷守一は30年間もの間ほとんど家の外へ出ることなく、庭に生い茂る草木や猫や虫などの生き物を見つけ描き続けた。そして妻の秀子と二人だけで暮らす家には、毎日のように客が訪れてくる。守一を撮影することに情熱を傾ける若い写真家、守一に看板を描いてもらいたい温泉旅館の主人、隣に暮らす佐伯さん夫婦まで。山崎努と樹木希林という、ともに日本映画界を代表するベテランが熊谷夫妻を演じる。
『いぬやしき』
ジャンル:SF
日本公開日:2018年4月20日
監督:佐藤信介
原作:奥浩哉
脚本:橋本裕志
主役:木梨憲武、佐藤健、本郷奏多
解説:定年を目前に控えた初老のサラリーマン、犬屋敷壱郎。医者から末期がんによる余命宣告を受け、生きがいを見つけられなくなっていた。ある日犬屋敷は、公園にいる時に落下してきた正体不明の異星人とぶつかり、体を破壊された。地球の秩序を乱さないよう、異星人は犬屋敷を機械の体に生まれ変わらせる。また犬屋敷と同じ事故に遭った高校生の獅子神皓も犬屋敷と同様、人間を超越した力を手に入れた。彼らはこの力を行使してどんなことをするのか?佐藤健が初めて悪役に挑戦。観衆に認められるかどうかは見どころだ。
『空飛ぶタイヤ』
ジャンル:サスペンス
日本公開日:2018年6月15日
監督:本木克英
原作:池井戸潤
脚本:林民夫
主役:長瀬智也、ディーン·フジオカ、高橋一生
解説:運送会社の社長、赤松徳郎は堅実な人柄でいつも会社運営のために頑張っている。ところがある日、会社のトラックのタイヤが走行中に突然外れ、1人の主婦が死亡する事故が起こった。警察やメディアに疑われ、世間からもバッシングを受ける中、赤松はトラックの構造自体の欠陥に気づいた。自分の無罪を証明するために、彼は自ら製造元であるホープ自動車への調査を開始する。同名の小説の作者は『半沢直樹』などのベストセラーを書いた池井戸潤である。中国と日本で同時に公開される予定だ!
『ラプラスの魔女』
ジャンル:サスペンス
日本公開日:2018年5月4日
監督:三池崇史
原作:東野圭吾
脚本:八津弘幸
主役:櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰
解説:東野圭吾のベストセラー小説を池崇史監督が映画化したものである。妻と温泉地を訪れた初老男性が硫化水素中毒で死亡する事件が発生した。数日後、被害者男性の知人が別の地方都市で同じ原因で死亡。地球科学専門家の青江修介は、警察から事件調査を頼まれたが、現場の気象条件が安定しないので連続殺人事件の可能性を否定。その時予測能力を持つ謎の女、羽原円華が現われた。彼女は事件の秘密を知る甘粕謙人を探しており、青江に協力を頼むが……。