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第21回上海国際映画祭の攻略法!

2018年 5月 8日9:11 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 今年の上海国際映画祭は、6月16日から25日まで開催される予定だ。この数週間、出品される映画が次々と披露され、映画ファンの期待は大いに盛り上がっている。上海国際映画祭とは何だろうか、今年はどんな映画が上映されるのか、チケットはいつから発売されるのか等、本文はこれらの疑問に一つ一つお答えしよう。


上海国際映画祭とは?

 上海国際映画祭、またはSIFF(英語:Shanghai International Film Festival)は、上海で毎年6月に開催される国際映画祭である。1993年の開始当初は隔年開催だったが、2002年の第6回からは毎年開催に変更された。また、1994年からは、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭となった。

2018年上海国際映画祭のポスター


金爵賞に乞うご期待!

 映画祭のメインコンペティションとなる金爵賞(ゴールデンゴブレット)は、国内外の映画人が非常に重視している賞である。金爵賞は100カ国2000本以上の作品から選ばれた15本の中から審査員が選ぶ8つの賞である。最優秀作品賞や脚本賞や監督賞などを含む。

 上海国際映画祭組織委員会は今年の3月26日、中国の有名な監督で俳優の姜文(ジャン·ウェン)が第21回上海国際映画祭金爵賞の審査委員長を務めることを発表した。慣例に則り、金爵賞の審査委員長の映画作品も上映される。

今年の金爵賞の審査委員長、姜文

 また、金爵賞のほか、アジアの新人監督作品が対象のコンペティション部門である「アジア新人賞部門」も設けている。2017年の上海国際映画祭では、日本の齋藤工監督による『blank 13』が監督賞を受賞した


チケットの発売開始はいつ?どこで購入できる?

 去年は人気映画のチケットを手に入れるのが非常に難しかった。タッチの差でチケットが買えなかった人が多かったから、ファンの一番の関心事は、今年のチケット発売開始時間だろう。

 今年のチケット発売開始は、2018年6月10日頃と予定されている。開始日当日から上海国際映画祭独占チケット販売プラットホームと映画祭指定の映画館で、つまりオンラインとオフラインの両方で購入できる。

 · オンライン:上海国際映画祭独占チケット販売プラットホーム。

 (昨年のチケット販売プラットホームはアプリ「淘票票」だった。今年の販売プラットホームはこれから発表の予定。)

 · オフライン:上海影城、大光明映画館、和平影都など、指定された映画館。

 また、ネットで購入予約したすべてのチケットは、指定映画館にある映画祭専用発券機でチケットに引き換えることが可能だ。


どんな映画が出展される?

 ここ数週間、「4Kデジタル修復版」、「巨匠に敬礼」、「ドキュメンタリー」などの各部門の出展映画が次々と発表された。上海国際映画祭のウェイボー公式アカウントによると、「4Kデジタル修復版部門」には、サスペンス映画の代表作として、イギリスの映画監督のヒッチコックの『レベッカ』と『めまい』、フランスの映画監督のジョルジュ·クルーゾの『恐怖の報酬』と『悪魔のような女』が上映されることが決定した。

4Kデジタル修復版部門の『レベッカ』と『めまい』

4Kデジタル修復版部門の『恐怖の報酬』と『悪魔のような女』

 また「ドキュメンタリー部門」では、日本の原一男監督が、大阪·泉南アスベスト工場の元労働者らが国を相手に起こした訴訟の行く末を記録したドキュメンタリー、『ニッポン国VS泉南石綿村』を上映することが決まった。この作品は、2017年第18回東京フィルメックスで特別招待作品として上映され、観客賞を受賞した。そして、映画レビューサイトとして世界的に有名な「ロッテントマト(Rotten Tomatoes)」で、86件の批評家レビューで支持率100%、10点中8.9の平均点を得たフランスのドキュメンター映画『顔たち、ところどころ』も上映される予定だ。

ドキュメンタリー部門の『ニッポン国VS泉南石綿村』『顔たち、ところどころ』