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日系企業FNAと利墨が設立記念合同セミナーを開催

2018年 4月 27日13:11 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 4月25日、ファクトリーネットワークチャイナ(略称:FNA)設立15周年&リスクモンスターチャイナ(略称:利墨)設立6周年記念セミナーが、上海国際貿易センターで行われた。セミナーでは招待された上海ファナックロボティクス有限会社の講演者が、中国製造の知能化と、最新の知能化技術について紹介した。一方、主催側のFNAと利墨は、それぞれ中国の新エネ車市場と、中国ビジネスにおけるスマート与信管理を紹介した。

FNA設立15周年&利墨設立6周年記念セミナー

 FNAは2003年に設立され、ものづくり中小企業を対象に、企業間ビジネスを促進するために業界に特化したプラットホームを提供する会社である。同社は2005年からこれまでに20回のFBC上海ものづくり商談会を成功させてきた。また、今年の11月には、上海万耀企龍展覧有限公司と協力して「FIF2018未来工業展覧会」を開催する予定だ。

FNAの兪婕総経理

 会社設立の初心に関して、FNAの兪婕総経理は、「日本の中小企業では、『中国製造2025』(中国が実施している製造強国戦略)を背景に、中国市場の先行きは明るいという見方をしています。そのため、弊社は商談会や専門雑誌を通して、日本の中小企業に中国企業または中国市場の情報を提供したいと考えています。また一方、これをきっかけとして中国企業も、日本の先端的な技術や設備、人材を導入し、中国のIT業界における優位性と結びつけて、中国のものづくり業界を工業4.0レベルまで持ち上げて欲しいと期待しています」と述べた。

上海ファナックの取締役兼常務副総経理の沈崗氏

 今回の設立記念セミナーの演者として、FNAでは上海ファナックロボティクス有限会社の取締役兼常務副総経理でファナック株式会社ロボット事業本部技師長の沈崗氏を招待した。ファナックは世界をリードするロボットメーカーで、1997年に中国に進出し、上海電気グループと共同投資して上海ファナックを設立した。設立以来上海ファナックは、中国工場のオートメーション設備やシステムの開発、製造、サービスに力を入れている。

 沈崗副総経理は「中国製造の知能化と最新の知能化技術」をテーマに基調演説を行い、その中で、中国製造の自動化·知能化の発展と現状や、ファナックの持つ中国市場への独特の視点を紹介し、中国のものづくり業界の発展方向を明確に示唆した。

FNA設立15周年&利墨設立6周年記念セミナー

 また、中国においてビジネスの与信管理についてコンサルティングを提供するリスクモンスターチャイナは、設立6周年を迎えた。そしてリスクモンスター社のデータ工場長·首席アナリストである川本聖人氏が、スマート与信管理について講演を行った。現在、多くの企業が売掛金回収リスクに困っている。リスクモンスター株式会社は日本において与信管理分野で唯一の上場企業であり、中国の現地事情を考慮した中国企業RM格付を提供して中国進出の日系企業の与信管理を支援している。

 今回の合同セミナーは、聴講者に向けて、ものづくり業界の近況と動向を分析し、ものづくり企業の発展方向を明らかにすると同時に、問題の解決策も提示するものとなった。

(撮影:範易成)