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特別展「テート·ブリテン美術館風景画展」が27日に開催

2018年 4月 17日16:24 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 去年の夏に話題になった上海博物館の特別展「大英博物館展――100のモノが語る世界の歴史」に続き、今年もイギリスのテート·ブリテン美術館の風景画展が、まもなく上海に上陸する予定だ。東方ネットの記者が準備中の特別展を一足先に楽しんできた。

「心の風景――テート·ブリテン美術館珍蔵展(1700-1980)」

 テート·ブリテン(Tate Britain)はテムズ河畔、ミルバンク(Millbank)地区にある国立美術館であり、1897年の設立当初は国立美術館のイギリス美術専門の分館であったが、現在はイギリスだけでなく世界の近現代美術を扱うようになった。テート·ブリテンには15世紀のテューダー朝美術から現代に至るまでの、絵画を中心としたイギリス美術が揃っており、中でもイギリスの風景画の巨匠として名高いターナー(Turner)の作品が充実している。

展示品をチェックするイギリスのスタッフ

トマス·ゲインズバラの代表作、『風景の中でチェロを弾くジョン·シャフィー牧師』

 上海博物館の李仲謀副館長によると、今度の展覧会では、時代順にイギリスの古典主義、ロマン主義、自然主義、印象主義、現代早期·晩期風景芸術の作品を展示する予定だ。そして「800平方メートルのスペースに展示するたった71作品で、イギリス風景画芸術の300年の歴史を語るのはなかなか難しい。しかしこの展覧会を通して、来館者がイギリスの絵画芸術を大まかにでも理解できるようになってくれれば嬉しい」と話した。

 71点の作品の中には、ジョン·コンスタブル(John Constable)、トマス·ゲインズバラ(Thomas Gainsborough)、ターナー(Turner)など著名な画家の作品ももちろん含まれている。

ジョン·コンスタブルの代表作、『デダムの水門と水車場』

 イギリス風景画は18世紀中期から19世紀後期までイギリスで活躍していた流派である。17世紀オランダでは風景画が発達したので、初期のイギリス風景画はオランダの影響が大きい。イギリスの風景画をオランダ、フランスまたはイタリア風景画の影響から独立させたのは、コンスタブルとターナーだと言われている。