ようこそ、中国上海!
2018新春

Home >> 新着 >> 上海

中日企業の提携事業FIFが上海でスタート、「未来工業」の理念を語る

2018年 4月 13日9:20 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 4月11日、上海万耀企龍展覧有限公司(略称:VNU)とファクトリーネットワークチャイナ(略称:FNA)の主催による「FIF2018未来工業展覧会」(以下FIF2018と略称)が、上海で戦略的提携契約書の署名式と記者会見を開いた。この展覧会は今年の11月19日から21日まで開催される予定で、FA(ファクトリーオートメーション)ロボット、スマート製造設備、機械部品、新材料などの展示エリアを設け、あらゆる分野で先進的ものづくりの成果を展示する。

VNUとFNAが戦略的提携契約書を交わす

 万耀企龍のCEOである仲剛氏が署名式に出席し、「FIF未来工業展覧会」について紹介した。「両社の提携事業が中日両国のものづくり業界のための未来を切り開くことを願っているので、この展覧会は未来工業展を名付けられた」と意気込みを語った。

 万耀企龍はオランダのロイヤルグループと企龍展覧の合併会社で、中国で最も長い歴を持つ展覧会請負会社の一つであり、ローカルな展覧会の運営経験を豊富に持っている。いっぽうファクトリーネットワークチャイナは、ものづくり中小企業に向け、企業間ビジネスを促進し、専門情報のプラットを提供するサポート会社である。同社は2005年から20回のFBCものづくり商談会を成功させてきた。この度、実力のあるこの両社が協力して、「FBCものづくり商談会」のアップグレードであるプロジェクト「FIF未来工業展」を展開することとなったものだ。プロジェクトは先進工業国や機構などが加盟することで、展覧会が先進的ものづくり成果の集結地となり、その成果を社会へ共有し続けることを目指している。

 FIF2018は、中日間の提携を牽引するものでもある。「中国製造2025」(中国が実施している製造強国戦略)の背景のもとで、同イベントは中日間の技術マッチングや、業界企業の交流、投資·融資などを通じて、両国のものづくり企業または業界の発展を促進し、両国の企業にとって着実な利益をもたらすだろう。

 ファクトリーネットワークチャイナの兪婕総経理は、「新材料やロボットなどの領域において日本は豊富な経験を持っている。FIF2018を通してこれらの経験を中国に導入し、中国のものづくり業界の発展を促してくれることを期待している」と語った。

FNAの兪婕総経理

 FIF2018に出展する800社のうち、日本の会社は2分の1以上を占める。日本のものづくり企業は、長年の経験で培った先進的な技術をFIFの会場に展示し、中国の産学研究領域と適合したスマート技術の転移と生産力への転化を試みる。

 このほか、仲剛氏によると、日本能率協会(JMA)がFIF2018の提携機構として、11月に展覧会に登場する予定だ。そして日本能率協会が主催するサミットが、展覧会の目玉として同時に行われることになっている。

 日本国駐上海総領事館の平山大典領事、上海市中小企業発展服務中心の劉為鋼氏、上海市商務委会展処の金頴氏も署名式に出席した。