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ディズニーに負けじと上海美術映画製作所の孫悟空も新「72変化」

2018年 4月 12日9:16 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 中国初の国産アニメをテーマにした喫茶店

中国初の国産アニメをテーマにした喫茶店

 

 中国初の国産アニメをテーマにした喫茶店

 上海のジョイシィティに昨年開業した中国初の国産アニメがテーマの喫茶店が、現在人気沸騰中だ。孫悟空のマンゴームース、白骨精を3回殴る(物語の有名なシーン)ソーセージなど、子供の頃に見た記憶と同じものが、店内で実際に見て触って楽しめる。

 2017年、創設60年を迎える上海美術映画製作所では大きな動きがあった。50歳の孫悟空、30歳すぎの瓢箪兄弟と黒猫警察官、40歳のエペンディなど、国産アニメの懐かしいキャラクターがステージに立ち、携帯のスタンプとなり、コンビニでフィギュアとして売られ、本やミュージカルに登場したり、高価なアクセサリーとなったり、さらにはテーマレストラン、テーマホテルでも大活躍している。

 上海美術映画製作所の速達社長は、これらは市場からの強い要望と無限の想像力が会社に新しい発想を与えてくれたものだ。国産アニメに対する懐かしさをファンの力として結集して多様化することで、古典的作品のIP(知的所有権)の持つ強い力を証明することができた、と語った。

  上海美術映画製作所とグーグルの提携

  上海美術映画製作所とグーグルの提携

 「古典的作品のIPは優れた物語を核に持ち、二次開発の価値がとても高い。だから自信は十分ある」、と語る速達社長であるが、同社は2017年6月、IP開発戦略協力の調印式で、世界トップ500企業を含む約100社と業務提携の意向を示した。

 速達社長は、同社は古典的作品IPのフォトギャラリーの建設と完備を非常に重視している。そして物語の伝承、時代に合わせた前進、あらゆる年齢層の人が楽しめることを原則とし、提携する会社の商品デザイン力への信頼、強力な販売ルートとマーケティング手段の確保が3大要素である、と話した。