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翻訳AI「テンセント通訳」がボアオ·アジアフォーラムに登場!

2018年 4月 11日9:22 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 今年のボアオ·アジアフォーラムでは、これまでの人による同時通訳に代わって、スマートフォンでスピーチの内容を聞き取って翻訳·記録し、読み返すことができる機械通訳のアプリが使用された。これは中国の大手企業テンセント(Tencent)が開発した翻訳AI「テンセント通訳」のおかげだ。ボアオ·アジアフォーラムが始まって17年になるが、機械翻訳が導入されたのは今回初めてとなった。

 これまでのデータによると、「テンセント通訳」の音声認識精度は97%で、訳文の精度は92%に達している。だが、ボアオのようハイレベルな会議をサポートし、複雑な言語環境で働くのは、AIにとって大きなチャレンジとも言えるだろう。

 4月9日にはサブ会場における中英通訳の際、大量の無意味な重複や、大文字小文字と記号の混乱などのトラブルが起こった。これを受けてネット上には「翻訳AIもどもった」との冗談が書き込まれた。

大量な無意義の重複や、文字や記号の混乱などが発生

 このニュースは通訳者たちにとっては朗報かもしれない。つまり通訳を人間から機械に置き換えることはまだまだできない、ということだ。だが、今はまだ実現不可能としても、将来も実現不可能とは言えない。ネット上のコメントからみて、翻訳AIのどもりを笑っても、人々はその未来に希望を持っているようだ。

 コメント:「今はそれほどよくないが、ますますよくなる道を歩いていることは間違いない」

 「テンセント通訳、頑張って!」

 「完璧な翻訳アプリはない。もっとよくなって!市場占有率も高くなるように!」