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岩井俊二が「上海の春国際音楽祭」に参加

2018年 4月 4日16:53 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 『ラブレター』『花とアリス』などの名作で知られる日本の映画監督·岩井俊二が、自分のバンドを携えて、4月末に上海東方芸術センターで行われる第35回「上海の春国際音楽祭」に参加することが分かった。岩井俊二作品の『スワロティル』『四月物語』で用いられたオリジナルサウンドトラックや、バンドのオリジナル曲『引越し』『冬の小鳥』などが演奏される予定だ。

 岩井俊二は子供の時からピアノの音色が好きだったが、実際にピアノに触れたのは大学に入ってからだ。彼の「音楽の流れのような映画を撮影したい」という映画美学には、ピアノに向ける愛が大きく影響している。岩井俊二は以前、「『スワロティル』を監督した後、時々作曲を試みるようになった。そしていつかこれらの曲をCDだけでなく、実際にみんなに聞いてもらいたいと思うようになった」と語ったことがある。

 2013年には「ヘクとパスカル」というバンドを結成。現在は彼の他に、ボーカルの椎名琴音、ピアニストの桑原直子、バイオリニストの荒井桃、チェロリストの林田順平とギターリストの宮内陽輔で構成されている。バンドのメンバーと協力して、作曲、作詞をするだけでなく、ここ数年、岩井はギターとピアノも一生懸命練習し、ツアー中に様々な曲を演奏している。

 2016年7月に「ヘクとパスカル」は上海など中国5都市をまわった。今回のツアーで再び中国のファンと会うことになろう。岩井俊二は、「日本でもし監督が映画以外のことをやったりすると、多くの人に『なんで?』と思われてしまうかもしれない。でも中国はとても寛容で、良い作品を作り続ける限り、観客は容認してくれる」と語った。そして自分に対する固定概念を打ち破っていきたいし、これからもできるだけより多くの経験を試したい、と話した。