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周恩来生誕120周年記念イベントが上海で開催

2018年 3月 6日16:24 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 3月5日は中国の元総理·周恩来の誕生日だ。これを祝して上海の中国共産党第1回全国代表大会会址記念館(以下略称:中共一大会址記念館)では、生誕120周年記念イベントが開催された。

 イベントには記念館の解説員、上海市の記者、編集者、テレビのアナウンサーらが参加して、青年時代の周恩来や鄧穎超などを演じ、青年革命団体である覚悟社を創立した物語を再現した。中共一大会址記念館には、覚悟社の初期メンバーの写真も展示してある。

  覚悟社のメンバー

 また記念館では、文物史料展覧会「周恩来在上海」も開幕。周恩来と上海との、独特で緊密な関係を語る54点の史料も展示している。平型関の戦いの戦利品の一つで、周恩来の題字が記された日軍軍用の懐安地図や、扉のページに「為真民主、真和平而奮闘斗到底(編集者訳:真の民主と真の平和のため、最後まで奮闘する)」という題字が記された『政協文献』などが展示されている。

 これら史料のほかにも、周恩来らの指導による上海工人第3次武装蜂起(上海労働者の3回目の武装蜂起)と上海人民の抗日救亡運動や、周公館で結成された愛国民主統一戦線、周恩来から上海地下党に対する「戦闘を続け、第二戦線を切り開く」の指示、建国後に上海の経済·国防·科学技術·文化·体育などに対して出された様々な指示などを記録した123枚の写真も、時系列で展示されている。展覧会は4月25日まで開催される。

  1917年の周恩来

  1919年の周恩来

  黄埔軍事学校での周恩来

 さらにイベントの一環として、音楽会「您是这样的人(あなたはこのような人)」、が上海黄浦劇場で催された。親族を代表して周爾均将軍も出席し、周恩来の思い出を語った。そして周恩来を偲ぶ音楽が演奏され、若かりし頃の影像も映し出されて、満場の来場者はそれぞれの思い出と共に、深い感動と懐かしさをかみしめていた。今回音楽会が開催されたこの場所は、以前、金城大戯院と呼ばれていたが、1957年に周恩来により黄埔劇場と名付けられたものである。

(実習編集:王笑陽)