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上海消保委に応じ アップルが謝罪

2018年 1月 23日16:37 編集者:範易成

  米アップルのスマートフォン旧機種でiOSソフトウェアを更新すると動作が遅くなる問題について、中国·上海市の消費者権益保護委員会はこのほど、消費者から寄せられた苦情に基づき、アップル側に対して動作減速についての回答を求めた。

  質問内容は、(1)消費者に告知したり同意を得たりせず、iOS更新によって勝手に性能を落とすことについてどのような措置を取るのか。(2)消費者の選択する権利や知る権利を保護するため、iOSソフトウェアを更新する際、どのようにして通常の更新と不利な影響をもたらす更新を分ける。(3)消費者の利害に関係する情報開示をどのようにして行うのかなど。

  これに対し、アップルは最近、回答書を上海市消費者権益保護委員会へ提出。回答書の中で、ティム·クックCEOはこの問題について謝罪した。

  アップル回答では、iOS10.2.1とiOS11.2のソフトウェア更新により動作が減速する可能性があり、原因と現象について詳細に説明した。また、ソフトウェア更新時に、「製品の購入やソフトウェアの更新前などの情報をユーザーに通知するプロセスを見直して改善する」と説明している。

  上海消保委はアップルの回答に対して肯定的だが、中国の『消費者権益保護法』に基づき、「アップルは消費者の知る権利と選択する権利を保護する有効な措置を講ずる義務がある」と指摘した。