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上海

上海の「弄堂」が大変身! 芸術あふれる街並みに

2017年12月8日 9:36
 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 このほど、上海の南昌路と淮海路にある「弄堂」(上海の伝統的建築様式「石庫門」にある共用通路)が様々に装飾を施され、面目を一新した。

  南昌路にある弄堂「善慶坊」

 石庫門や弄堂は上海のノスタルジックな街並みの風景であり、大変魅力的ではあるものの、古い建物を保存しながら有効活用して観光資源にするのはそう簡単ではない。しかし最近、南昌路の善慶坊と淮海路の和合坊に住む人々は、その難題を解決するユニークな方法を発見した。

  壁に描かれたゴム跳びのシーン

 善慶坊ではアーティストに依頼し、通路両側の壁の地色を生かして、その上に上海の情緒あふれる絵画を描いてもらった。闘蟋(コオロギを戦わせる遊び)、納涼、ゴム跳びなど、かつて弄堂でよく見られたシーンが絵画の題材となった。通行人や観光客は一変した善慶坊の風景に惹きつけられ、写真を撮ったり、壁に書いてある上海方言のピンインを学んだりしている。

  創作中のアートに見入る外国人

 一方、和合坊の住民たちは弄堂の緑化に取り組んでいる。地元の緑化管理所や婦人連合会などの協力で、鉢植えを置くための棚が弄堂に設けられた。観葉植物のほか、食用の植物も植えられ、その品種は100種以上に及び、季節を問わず緑の風景が見られるようになった。

  淮海路にある弄堂「和合坊」

(実習編集:王笑陽)