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2017年 11月 28日15:36 提供:東方ネット 編集者:王笑陽
11月27日、上海市文聯の指導、写真家協会の主催で「『家@上海』~第4回上海青年写真芸術展~」が上海文芸会堂で開幕した。70年代から90年代に生まれた22名の青年写真家の作品23シリーズ、226枚が展示されている。
「家@上海」~第4回上海青年写真芸術展~
上海は中国写真芸術の発祥地の一つであり、上海の文化に融合した現代写真は、上海独特の写真文化を形成している。今回の展覧会は若い写真家に注目し、「家@上海」というテーマをめぐって上海の文化的景観、物語、社会、民俗などの写真を集め、それを通して若者たちの社会、生活、人生に対する理解と考え方を表すことを目指している。
高雨と彼女の「古い街の住民」シリーズ
写真シリーズ「古い街の住民」
高雨はフリーの写真家で今年23歳、90年代生まれの代表的存在だ。彼女の卒業作品「古い街の住民」シリーズは今回の展覧会に選ばれた。高雨は作品の創作意図を、「私は子供の頃、両親が仕事で忙しかったので、祖父母に育てられた。だから当時の松江の古い街、またそこに住んでいた人々すべてが幼年時代の記憶となった。だが、今では古い街はすっかり変貌し、住民の中でも若者は少なく、お年寄りばっかりだ。都市の発展が速いので古い街の風貌を完全に保存することができないことは十分理解できるが、できるだけ自分のレンズで街の姿を記録し、保存したい」と、東方ネットの記者に話した。
葉妙娟の作品「睡」を観賞する来場者
黄琛佶の作品「古い城門を追憶」
開幕の当日、展示スペースでは上海青年写真交流会も行われた。上海の写真家や写真関係の大学教員などを招き、「転換―若者の写真は個人的経験から公共の話題に」をテーマに話し合いが持たれた。主催者の話では、展覧会は12月3日まで開かれ、そのあと市内で巡回展も行われる。