ようこそ、中国上海!
2017CSR

Home >> 新着 >> 上海

2017年中国人力資本フォーラム「日系企業分科会」が上海で開催

2017年 9月 18日16:22 提供:東方ネット 編集者:範易成

フォーラム会場

 東方ネット18日付:2017年中国人力資本フォーラムがこのほど上海で開催され、この中、中智上海経済技術合作公司による「日系企業分科会」が行われた。分科会会場では、在上海日本国総領事館、上海日本商工クラブ、各業種のリーディングカンパニーなどの代表者や、中智日企倶楽部·智櫻会会員企業の上級管理職約230名が一堂に会し、中国における日本企業の人的資源の課題をめぐって、熱心な交流が行われた。

中智上海経済技術合作公司の徐伊文副総経理

 中智上海経済技術合作公司の徐伊文副総経理は、「中智公司は創立以来30年間、一貫して日系企業を重要な顧客としてサービスを提供している。中国の高度成長が目まぐるしい変化を遂げている現在、日系企業は自身への、業界全体への、業務規模への、グローバル戦略への、そして時代への課題を背負う局面に置かれている。中智上海は豊富な知識をもつベテランの日系企業向けサービスチームを有しており、中智日企倶楽部·智櫻会は日系企業の中国における再成長へ向けて、更に優れたサービスを提供したい。」と述べた。

 在上海日本国総領事館の平山大典領事は挨拶で、「中国経済は安定期に入ったが、他の国と比べて高い経済成長率を維持している。また従来、在中日系企業は製造業が中心であったが、現在はサービス業、IT業等の産業が増加している。総領事館は在中日系企業の支援を重要な使命のひとつとし、同時に、今年の日中国交回復45周年、来年の日中平和友好条約締結40周年を迎えるにあたり、領事館としても様々な活動への取り組みや参加を通じて、日中の人的経済的交流発展に貢献して行きたい。」と述べた。

基調講演では、「中国の経済動向と最新の金融諸規制トピックス」と題し、三菱東京 UFJ 銀行(中国)有限公司投資銀行部中国ビジネスソリューションの小泉大祐室長が講演した。

 小泉氏はこの中で、中国の今後の経済計画、GDPの構造、消費·投資·外需の動向、物価や金融政策、不動産市況など主要な経済指標の最新データを参加者と共有した。そして金融規制に関する政策や外貨準備、対外投資、外債管理方式の最新政策等について、詳しく解説した。

フォーラム会場

日本企業代表

 今回の日系企業分科会では初めてパネルディスカッション方式を採用。中智日本企業倶楽部の馮串紅部長が司会、日経BP中国社の谷口徹也総経理がコメンテーターを務めた。パネリストには、キヤノン中国、江蘇王子製紙、富士フイルム、三井金属、新日鉄住金ソリューションズ等の代表者が参加した。そして「経営と人」をテーマに、中日の壁をどう打ち破るか、中国発のグローバル人材の育て方など、日系企業成功の道とボトルネックについて、活発なディスカッションが行われた。

(編集:f)