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上海

トヨタ「車クラッシュ安全教室」が浦東電力で開催

2017年8月9日 9:23
 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 現代人の交通手段の一つである自動車だが、その安全性はいつも人々から注目されている。車の安全に影響に関わる要素は何だろうか?どのような車体が最大限搭乗者を守れるのだろうか?この問いに関して先週、トヨタ自動車(中国)投資有限会社上海分公司、上海市電力公司浦東供電公司と東方ネットが主催する「車クラッシュ安全教室」が行われ、約30人の小学生が参加した。

 イベントの最初に、参加者らは飲酒運転のシミュレーションテストを体験。飲酒した時と同じ状態になる特殊なバーチャルめがねをかけて、一列に並べられたペットボトルの間を歩き、飲酒運転の怖さを体験した。その後、インストラクターの指示に従って、衝突エネルギーを吸収できる緩衝装置を自分で設計し、さらに様々な材質の紙を選んで、のりとはさみを使って制作した。装置が出来上がると、斜面で実際に車両の衝突強度をテストして、その結果を見ながら装置に改良を加えた。参加した小学生らは装置を真剣に設計し、改良を進めながら科学の魅力を十分に実感した。イベントの最後には、見事な装置を作った6人が一、二、三等賞に選ばれ、またデザイン性にすぐれた装置を作った3人がアイデア賞に選ばれた。

 アイデア賞授賞者の呉悠さんは浦西附小の5年生。「今回のイベントはとても面白かった。自動車のクラッシュ安全知識も勉強できたし、今後の生活に本当に役立つ!」と語った。

 主催したトヨタ自動車(中国)投資有限会社の堀田政志上海分社総経理は、「今回は浦東電力で開催できて本当に嬉しいと思います。たくさんの子供たちが科学に興味を持ち、また中国の子供たちの交通安全意識向上の力になれて、とてもよかったと思います。」と語った。

 上海市電力公司浦東供電公司の張雯氏の話によると、同社では「草の根からの安全文化」に力を入れているとのことだ。そして張氏は、今回トヨタと共催で「車クラッシュ安全教室」を開催できたのは大変にいい機会であり、子供たちの安全意識向上に大いに役立つだろう、と述べた。