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日本のロックバンドRADWIMPS上海公演 中日文化交流が熱を帯びてきた

2017年 7月 17日11:14 提供:東方ネット 編集者:範易成

ライブ現場(©voque ting co.,ltd. Photo by Takeshi Yao)

 東方ネット17日付:日本の人気ロックバンドRADWIMPSによる【RADWIMPS 2017アジアツアーin上海】がこのほど、メルセデス·ベンツアリーナで開催された。RADWIMPSによる中国大陸での公演は初めてのもので,当日の夜は1万8千人収容できる会場がほとんど満席となった。

 RADWIMPSは2001年に結成された。名前の由来は英語のスラングである。「RAD」が「個性的でかっこよい、素敵な」、「WIMPS」は「臆病者、意気地なし」を意味する。全く相容れない意味の二つの言葉が組み合わされているが、これは人間のもつ極端な二面性を表現している。バンド名と同じ名前のアルバム『RADWIMPS』を2003年にリリース、その後多くのシングルがオリコン1位を獲得している。

ライブ現場(©voque ting co.,ltd. Photo by Takeshi Yao)

 最近の日中関係の緩和にともない、両国の間で文化交流が徐々に増えてきている。中でも昨年中国で上映された日本のアニメーション映画である『君の名は。』は上映されるや大きなブームを引き起こし、その評判、チケットの売れ行きとも高く、80億円を超えるという興行成績で『ドラえもんstand by me』を超え、中国大陸で上映された日本映画で最も成功を収めた映画となった。RADWIMPSが提供したオリジナルの楽曲により、グループの音楽ビジネスも新たな高みに推し上げられた。バンドは『前前前世』を含む4つの主題歌を制作しただけでなく、22曲の挿入曲も引き受けた。『君の名は。』の中国でのヒットにともない、RADWIMPSも中国でさらに多くのファンを増やしていったのだ。  

取材を受けたRADWIMPS

 公演の一日前、RADWIMPSは東方ネット記者のインタビューを受けた。『君の名は。』の楽曲を手がけることになったきっかけについてメインボーカルの野田洋次郎氏は、自分と東宝のプロデューサーである川村元気氏はもともと知り合いで「2014年に川村元気さんが私に連絡をくれ、私たち二人と新海誠監督の三人で会って話をし、アニメーション映画の音楽制作をすることを決めました。」と披露した。  

 中国の熱心なファンに対してRADWIMPSのメンバーは感謝の意を表明した。「これまでたいへん多くの中国のファンの皆さんが私たちのライブを長らく待ってくれていることをソーシャルメディアで知りました。多くのファンの中には日本やアジアの他の国にまでも出かけ、私たちのライブを観てくれる人もおり、私たちは皆さんの応援に心から感謝をしています。」

会場の外

 7月12日夜6時、公演が始まるまでまだ2時間もあるにも関わらず、会場には既にたいへん多くのファンが入場待ちをしていた。  現在大学二年生の羅淑敏さんは長沙市からはるばる上海までこの公演を観るために来た。彼女いわく「RADWIMPSを知ったのは高2の時から。最初は日本のドラマを観て日本のバンドを好きになった。去年『君の名は。』が話題になり、国内で彼らの公演を観る機会があると思った」。RADWIMPSの歌の中で羅淑敏さん最も好きな曲は『tummy』で、「RADWIMPSの音楽はとても暖かく、人を鼓舞する力がある」という。  

 あまり数の多くない男性ファンの一人、東北地方の男子である李天叡さんは多くの女性ファンの中で特に目立っていた。吉林省から来た彼は今年大学三年生で、夏休み期間には上海でBMLやCHINAJOYなど面白いイベントが開催されるのを待ち、普段はアルバイトでひたすら稼いでいる。彼は言う。「『君の名は。』を観て、RADWIMPSのファンになりました。」またこうも言った。「このような公演は中日文化交流にとって重要な架橋です。最近、両国の文化交流活動は徐々に増えてきましたが、文化交流活動は中日の友情を増進する大きな効果があります。」

(編集:范易成)