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長さ48メートルの巴金文献展 地下鉄駅で開催 立ち止まって、大文豪に挨拶しましょう

2017年 5月 8日13:05 提供:新華網日本語

5月18日国際博物館日、徐匯区「光启博物館連盟」が正式に創立予定。

「ゆっくりと立ち止まって、バラの香りをかいでごらん。」という古いことわざがありますが、今から見れば、それは、歩をゆるめて、スローライブの楽しみを味わうことを勧めることわざと言えるでしょう。先日、乗降客数は一日に百万延べ人数に達する上海の地下鉄駅では、駅を忙しく行き来する人たちの足を止められる長さ50メートル未満の「地下鉄文化回廊」ができました。

4月23日は世界読書日で、4月22日に「書物の愛──巴金と書物の画像文献展」が徐家匯地下鉄駅5番口の上海地下鉄文化芸術回廊で開幕しました。通行人達いつでもそこで巴金旧居が提供した貴重な文献史料と歴史写真を観賞することができます。

立ち止まることができます。

2016年に、徐家匯地下鉄文化の建設を進めるために、徐匯区文化局と上海地下鉄公共文化発展センターは共に上海地下鉄文化芸術回廊を開設して、その協働関係を今後5年間継続する予定です。地下鉄一号線徐家匯駅の5番口と7番口の間に設置される長さ約48メートルの芸術回廊は、上海流文化の特色を富み、優れた文化に恵まれる徐匯区の長い歴史を表現することを目指しています。回廊に陳列された芸術品、響きわたる美しい音楽、漂った清々しい香り、乗客は駅に入ると、様々な知識を得ることができるし、人生にやりがいを感じることもできるでしょう。

去年8月に、文化回廊は徐匯区文化古跡を語る初展示を行いました。展示品はいずれも徐家匯蔵書楼、徐家匯博物院、震旦学院、徐家匯のカトリック教会などの歴史写真でした。今回の巴金文献展は、文化回廊の二回目の展示会で、巴金旧居から提供された収蔵品を展示ます。例えば、巴金先生の手書きの購書リスト、手描き絵の肖像、『随想録』の一部の手稿、巴金先生が収蔵された『説部叢書』、『ツルゲーネフ作品と書簡全集』、英語版『昔事と随想』などの貴重な秘蔵品です。

徐匯区文化局副局長の欧暁川が記者に以下のように述べました。徐匯区文化局は去年から申通地鉄と協力して、徐家匯地下鉄駅5番口のスペースを利用して、小型の文化展示会を開催しました。人々の注意を引き付け、上海市特に徐匯区の文化の深さと広さを感じられる内容あり深度ありの公共文化空間づくりに努めます。

展示会のテーマは、徐匯区文化局により選定され、徐匯区の歴史と町の発展、徐匯区の文化名人との二大の主題を主にしています。博物館、図書館、有名人旧居で収蔵される収蔵品は、場所の制限で全部で展示されることはできないという問題があります。それに対して、主催側は人流量が多く、観客の構成が複雑だという地下鉄駅の利点を利用して、それらの収蔵品を持ってきて、駅で展示会を開くことを決めました。そうして、秘蔵された貴重な史料は公開することもできるし、特に博物館に行く時間と余裕がない市民に人文歴史に触れる機会も提供できます。展示品をみて、通勤と仕事のストレスもある程度解消できるでしょう。

今年、徐匯区政府は以下のような政府工作目標を公表しました。徐匯区は今年内で管内にある博物館の共同建設を推進して、150年の歴史を持つ徐家匯蔵書楼、気象博物館、上海映画博物館、土山湾博物館などの文化・博物資源を集中して、博物館連盟を創立します。また、徐匯区管内にある数多くの有名人旧居を利用して、公共文化展覧介、講座、公演の質と数量を向上します。

また、欧暁川が以下のように紹介しました。今年5月18日国際博物館日、徐匯区光启博物館連盟」が正式に創立します。今回の巴金文献展は連盟活動の第一弾です。次は、徐匯区文化局は華涇鎮と提携して、黄道婆紀念館に収蔵された資料を利用して、宋末元初時代に有名な有名な綿紡織家、技術改革家である黄道婆を記念する展示会を地下鉄駅で開きます。展示会の画策はすでに完成したところです。

そのほか、今年6月10日の中国文化遺産日、武康路393番に位置する徐匯老家芸術センターでは、古いレコードの展示会が開催される予定。徐匯区文化局は、銭学森旧居、宋慶齢旧居、上海音楽学院と協力して、宋慶齢、上海音楽学院教授の周小燕、有名なソプラノ声楽家、銭学森の妻の蒋英などの歴史名人の貴重な収蔵品のレコードを展示します。中国レコードの歴史の重要な一環をよく学び体験することができます。主催側は上海のレコード界の収集家と音楽人を招いて研究討論を行う予定で、市民の聴講も募集します。

6月20日に、上海歴史博物館と徐匯区文化局が共催した徐匯区古洋館撮影展も当センターで開幕して、周辺の市民と観光客に初夏の楽しい古洋館の旅を提供します。

(出所:上観新聞)