５月２日、４名のイタリア人警察官が陸家嘴の巡回に参加、５日間に渡る中国とイタリアの警察による合同巡回がスタートした。これは両国の友好関係をいっそう深めて人的交流を増やす目的で両国政府の合意により企画されたものだ。海外にいるそれぞれの国民の安全を守るため、両国はそれぞれの国の警察官を観光シーズンに合わせて現地の警察官と一緒に巡回させて警備にあたると同時に、警務技能の向上と文化交流も行う。

  合同巡回に参加した黄浦人民警察の話では、イタリア人警察官は中国語が話せるし、中国人警察官も英語が話せるのでコミュニケーション上の心配はない。イタリアの警察官が中国人観光客に中国語で気軽に声をかけてあいさつしたり、海外の観光客がイタリア人警察官はイケメンでユーモアたっぷりだと賞賛したりする場面も見られたとのことだ。

  今回は４人のイタリア人警察官が参加、５月１日から外灘で巡回を始め、２人が２班に分かれて上海の警察と一緒にパトロールする。豫園や新天地などの有名な観光地でも合同巡回を行う予定で、巡回では中国警察がイタリア人観光客から安全に関する情報を採取するのに協力したり、イタリア人観光客が中国警察やイタリア領事館との連絡を行うのに便宜を図る。

（編集：Y）