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上海

上海大学が「食育」促進イベントを開催、健康的な朝食を紹介

2017年4月24日 14:06
 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

  

 先日、日本キッコーマン株式会社は、上海大学で「食育」イベントを開催し、朝食に関する調査報告を公表した。調査対象は100人の学生で、これによると学生の朝食は糖質中心でたんぱく質と野菜が少なく、油ものが多いことがわかった。

 キッコーマン総合病院の久保田芳郎院長は、同病院の管理栄養士が行った今回の調査結果の分析を元に、「食育」イベントで学生に講義を行った。この中では実態に基づき、朝食の重要性、特に頭脳も体力も使う学生にとって朝食がいかに大切かということや、何を食べたら良いかについて、医学的見地に立った栄養教育がなされた。

 日本には明治時代から青少年の教育に関して、徳育、体育、知育の3つだけでなく、「食育」を中心とする考え方もある。いわゆる「食育」とは、さまざまな理論や経験を通して人々に食べ物の知識とその選択能力を持たせることで、健全な食習慣を有する健康な人間を育てる、というものだ。2005年に日本政府は『食育基本法』も制定している。

  

 久保田院長は学生に、食は生きる事全ての源であり、これをおろそかにするのは、生きる事をおろそかにすると言っても過言ではない、と説いた。そして学生に「食育の第一歩」を解説、ちゃんとご飯を食べて、それによって健康な体があるからこそ、勉強や運動に力を発揮することができる。そうして今の時間を十分楽しんで欲しい、と語った。

 上海大学日本語学科三年生の胡怡芹さんは、「紫MURASAKI」特別奨学金を得て、今後6日間の日本文化体験に赴くことになっている。胡さんは、「私も普段から食と健康を非常に重視しています。院長先生が熱心に質問にも答えてくださったのでずいぶん勉強になりました。」と話した。


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