PC端末|中国語|English

上海

アイシングループが上海国際モーターショーに出展

2017年4月24日 11:16
 提供:東方ネット 編集者:範易成

  日本有名自動車部品メーカー·アイシングループが21日から28日まで上海国家会展センターで開催されている「2017第17回上海国際汽車工業展覧会(略称:2017上海国際モーターショー)」に出展した。

  プレス発表会において、同社の伊原保守社長が中国マーケットへの重視を強調した。現在中国における子会社が34社にのぼった。「品質至上」を基本理念とするアイシンが、世界各国に試験場を有しているが、更に2016年7月には江蘇省南通市のテクニカルセンターの新社屋がオープン、新たに評価設備や試走路を導入した。中国市場におけるニーズを的確に捉え、市場にマッチした品質の高い製品を提供する決意を示した。

  長年にかけて環境保護に注力をして来たアイシンが、今回の展示会において、ゼロエミッションを目指した「電動化」と「EV·FCV」について紹介した。 従来の製品を磨くとともに、1モーターハイブリッド トランスミッションの早期市場投入を図ることを示した。またアイシンがEV·FCVに向けて基盤となるモーター、インバーターの開発も加速させ、パワートレインのラインナップを拡充して行く計画を掲げた。

  また、アイシンは自動運転分野において、注力している「車両運動統合制御」と「自動バレー駐車」との2つの技術を展示会に紹介した。車両運動統合制御は、車両の位置·状態などの情報を検知し、緊急時に車を最適に制御する方法を判断し、パワートレインやステアリング、ブレーキに指示を与えることを指す。  

  最後に、今回の展示会においてのもう一つ注目すべきところでは、アイシングループの「コネクティッド」に関する理念。アイシングループが考えるコネクテッィド技術は「おもてなしサービス」と「位置情報活用サービス」にある。 アイシンは「クルマがドライバーの気持ちをわかってくれる、賢く頼れるBuddyとなる」とのこれまでにない新たな価値を提供していく目標を掲げた。そのために、「おもてなしサービス」において、今後の目標はドライバーモニターなどのドライバーセンシングによる情報や、あらかじめクラウド環境に蓄えた個人の嗜好に関するデータをもとに、システムを統合してドライバーの気持ちに寄り添ったおもてなしサービスを提供し、快適な車内空間を実現すること。 また、アイシンが近未来のパーソナルモビィリティとしての一人乗り電動小型モビリティの「ILY-AI」を紹介した。

  アイシン精機は世界500強企業の一つであり、トヨタ自動車部品の主要サプライヤーとして1965年に自動車部品メーカー愛知工業と新川工業の合併で誕生した。今や日本国内屈指の総合自動車部品メーカーであり、世界トップ5の自動車部品メーカーである。

(編集:章坤良)