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ジヤトコ最新技術CVTが2017上海モーターショーに登場

2017年 4月 20日16:57 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

  

 2017上海モーターショーが4月21日から上海国家会展センターで開幕する。各自動車メーカーが最新の車や技術を展示するが、自動車部品メーカーも多く参加する。この中には自動車用トランスミッションの「第一人者」として、グローバル市場で4割近いシェアを誇る日本のジヤトコ株式会社(JATCO Ltd)もいる。

 無段階トランスミッション(CVT)のリーディングカンパニーとして誰もが認めるジヤトコは、単一部品の製造としては世界で初めてCVTの累計生産台数が3千万台を突破したメーカーである。さらにCVT製品では軽自動車用から3.5リッタークラスの大型車用までのフルラインナップを揃える世界で唯一のメーカーであり、一貫して世界トップシェアを誇っている。

  

 同社のグローバル広報部課長補佐の川上大樹氏の紹介によると、CVTは変速時にエンジンの回転数が変動しないため、エンジンの燃費効率のよい領域をキープしたまま走行できる。高い動力性能と燃費(環境性能)を両立することができるので、世界中の顧客から好評を博している。中国で環境保全に関する要求が拡大するにつれて、CVT技術の先進性と将来性が中国市場でも認められるようになった。氏は「今回は上海モーターショーの2回目の参加となり、前回と比べ知名度も上がっている。日系ばかりではなく、多くの自動車メーカーでも当社の製品を使ってもらうようになってきた。中国にも工場を設立して開発チームもいるので、より多くの企業のパートナーになることを希望している。」と話した。

 またCVTは2015年に中国の『外商投資産業指導目録』の奨励類として登録されたこともあり、ジヤトコも中国をグローバル成長戦略を実現するための重要市場と位置づけている。CVTは他のトランスミッションの後の技術であるにも関わらずその魅力が認められ、ついに現代自動車業界のトレンドとなったもので、近未来における大きな可能性も有している。ジヤトコは、上海モーターショーや中国の顧客が、ジヤトコや未来の自動車のトレンドを理解するための窓口になってくれることを期待している。

  

 データによると、2017年3月末までに同社のAT/CVTの累計生産量は1億台に達する見通しだ。中塚晃章社長は、ジヤトコはCVTのグローバルリーディングカンパニーとして今後も努力を重ね、引き続き中国やグローバル市場の顧客ニーズを満たし、クルマ社会に貢献していきたい、と語った。