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2017年 4月 18日13:48 提供:東方ネット 編集者:曹俊
フグを解体する調理師
このほど上海の一部のレストランで、人工養殖のフグが食べられるようになった。上海市食品薬品監督管理局は、中国農業部と食品薬品監督管理総局が昨年発表した関係通知および中国水産流通と加工協会が今年2月に発表した関係リストなどに従い、一部の業者が養殖·加工した2種のフグ(トラフグと暗紋東方鲀)を条件付きで市場で流通可能とした。しかし上海食品薬品監督管理部門では食べるのは慎重に考えてほしいと話している。
天正実業が養殖したフグ
フグの仕入れ先を限定
上海食品薬品監督管理局の責任者の話によると、現在フグの養殖が許可されている場所は16か所で、その中から審査に合格した養殖加工企業は次の5社だけである。大連天正実業有限公司曹妃電甸加工工場、江蘇中洋生態魚類股份有限公司、栄成市泓泰漁業有限公司、大連富谷食品有限公司と唐山海都水産食品有限公司で、各卸売市場、スーパー、eビジネス業者とレストランはこれら5社で加工された養殖フグに限って購入することができる。
さらにレストランが仕入れるフグは、加工して氷詰めにしたものか、冷凍フグ(内臓の提供は禁止)に限られ、フグの生産に関して追跡できるQRコードを添付しなければならない。つまりフグ製品には毒が含まれるという特別な理由があるので、消費者の安全を確保するために加工業者の届出制度を実施する。また野生のフグを販売した企業と個人に対しては、『食品安全法』に基づいて厳しく処罰を与えることになっている。
フグの食べ方
フグの解体には外科手術のように複雑な20以上の工程が必要だ。
日本では昔からフグを食べる習慣があり、以下に日本の食べ方を紹介する。
フグ料理はたいてい、煮凝り、フグ刺し、フグ鍋、フグ雑炊などの順番で供される。
煮凝り
まずは前菜の煮凝りを食べる。煮凝りはフグの皮を野菜やシイタケなどと煮込みんで冷蔵庫で冷やしたもので、溶いた生の卵につけて食べる。次はフグ刺し、つまりフグの身の刺身だ。その後はフグ鍋で、昆布などで取ったダシ汁にフグの切り身や骨を野菜などと一緒に土鍋に入れて煮込む。鍋を食べた後に、塩などで味を調整してご飯を入れて煮立たせるとふぐ雑炊となる。
フグ刺し
フグ鍋
フグ雑炊
(編集:曹 俊)