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上海国際金融センターの建設が順調に進行中

2017年 4月 11日9:05 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 上海の街を歩くと、ニューヨーク、ロンドンに勝るとも劣らない数多くの金融機関が目に入る。携帯を開けば、テクノロジーのおかげで「もって歩ける」金融サービスも実現している。そして上海金融市場の総額は1300兆元を超えて、何種類かの金融出来高は世界で上位を占めており、人民元商品のグローバル革新化並びに、取引、格付け、清算センターの基本はすでにできあがったといえる。

 取引と格付機能の向上

 金融市場インフラの改善が進んでいる。「高速道路」と呼ばれるクロスボーダー人民元決済システムが上海で設立され、株価指数先物、国際先物、金先物、銀行間預金、ETFオプション、中期手形、中小企業私募債などといった一連の影響力のある金融商品が打ち出され、上海金融市場の取引と格付機能を向上させた。

 2016年、上海金融市場の取引総額は1364.2兆元に達した。これは2010年の3.5倍に相当し、株式、債券、先物、金などの金融市場の国際ランクが著しく向上している。2016年9月に上海証券市場の株式取引額は世界第4位、資金調達総額は3位、時価総額は4位にランクイン。そして上海金交易所の金現物取引量は、数年連続で世界第1位となっている。

 機能性本部が上海に進出

 上海が積極的に各種サービスを改善してきたことで、銀行、証券、保険、基金、信託などの金融機関の集中が進んだが、他にも国際性、本部クラス、機能性の金融機関や組織も次々と上海に進出している。BRICS新開発銀行、CCP12などは上海に定着し、国家開発銀行上海業務本部なども設立されている。現在上海にある金融機関数は1500以上。2016年、上海の銀行のクロースボーダー人民元決算業務は2.26兆元に達し、中国で第1位となった。

 引き続き国際化を推進

 現在、上海にある各種外資系金融機関総数は430を超え、上海の金融機関総数の30%を占めている。本部を上海に置く外資系銀行の数は大陸全体の半分以上を占め、合資証券会社、合資基金管理会社、外資法人財産保険会社の数も大陸全体の半分を占める。これらは上海が外資系金融機関が集中している都市ということをはっきりと示している。

 自由貿易区の改革を促進

 金融制度の革新フレームシステムが基本的に完成、国家金融管理部門が一連の自由貿易区建設の政策措置と実施細則を発表し、自由貿易人民元外貨勘定業務が起動した。上海金交易所が自由貿易区内に設立した国際エネルギー交易センターは、原油先物取引の認可を得た。自由貿易区における金融改革はますます進んでおり、人民元クロスボーダー使用、投資·融資の為替の簡便化、金利の市場化、外貨管理改革、金融機関監督管理の簡素化などの革新策が次々と試行されており、実体経済の発展を強力に支えている。