中国人大学生と日本人留学生らが交流を通じて友好を深めようと、２日に「中日友好成人式」が上海市内のホテルで行われた。６回目の開催となった今年は、中日国交正常化４５周年にあたる。上海市対外友好協会景瑩副会長、在上海日本国総領事館片山和之総領事の臨席のもと、振り袖や浴衣、スーツ姿の両国の学生、約２００人が出席した。

  式では中日の代表がそれぞれ誓いの言葉を述べた。日本側代表の大泊祐介さんは「日本と中国の同年代が集い、交流を深め、新しい出会いとなる特別な成人式だと思います」と述べ、中国側代表の呉雨簫さんは「一人一人の新成人が、中日友好のために微力ながらも貢献すべきです」と述べ、どちらも両国の若者どうしが交流を深めるべきだ、と強調した。

  会場では和太鼓や二胡の演奏が披露されたほか、群馬県上海事務所が成人式に協力した縁で、同県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」も登場し、会場を楽しく盛り上げた。

  中日友好合同の成人式は上海で５年前から毎年行われており、上海の現役の中国人大学生が日本人留学生と共に企画、実行している。

（編集：ｆ）