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上海

武康路の「ネットで有名なパン屋さん」が休業に

2017年3月23日 16:57
 提供:東方ネット 編集者:兪静斐


 ネットの口コミで有名となったパン屋さん「Farine武康店」に対する告発記事が、先日SNSに投稿された。そこには、同店では長期に渡って消費期限切れのカビが生えた小麦粉を使用し、衛生状態が悪い、などと書かれていた。これを受けて、先日、上海市徐匯区市場監督管理部門が調査を行ったところ、問題があることがわかり、23日、この店舗と閔行区にある工場に対して、営業·生産中止の命令を出した。また、「Farine」の益豊·外灘源店と湖濱路店に対しても、黄浦区市場監督管理部門が現在調査を行っている。

 関係者によると、このパン屋の創始者と管理責任者はいずれもフランス人で、複数のパン屋と飲食店を経営している。閔行区の工場は今年2月に生産許可をもらい、3月6日から生産を開始した。責任者は事情聴取で、「フランスでは小麦や小麦粉に消費期限がない。輸入の時に消費期限は9ヶ月から12ヶ月と書かれてあったが、実際には2年使っても問題ない。」と述べたとのことだ。

 「Farine武康店」のすぐ隣に住んでいる陳さんは、「いつもたくさんの人が並んでいた。まさか期限切れの小麦粉を使っていたなんて、本当にむかつく!」と怒り、「関係部門はこのような事件を徹底的に調査し、食品安全条例をしっかり適用して欲しい。」と話した。

 さらに今回の調査を通じて、法欣食品(上海)有限会社が、消費期限切れの小麦粉で作ったパン製品を武康路店、国金店、湖濱路店、北京東路店で販売していたことがわかった。そしてこれら4店舗では商品を自主的に撤去、法律執行者の監督の立ち合いの下で廃棄処分を行った。