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中国315番組が「日本産食品」をやり玉に 無印良品が反論

2017年 3月 16日17:27 提供:東方ネット 編集者:範易成

輸入禁止の地域からの食品

 東方ネット16日付:世界消費者権利デーに当たる15日、中国の国営中央テレビ(CCTV)は「政府が輸入を禁止している福島県周辺10地域の食品が中国で大量に売られている」と報じて、中国の消費者に人気の高いカルビーのシリアルや無印良品の食品などをやり玉にあげた。

 CCTVの「財経チャンネル」は、毎年「世界消費者権利保護デー」の3月15日に合わせて、消費者の権利を損なう国内外の企業の行為を公開する特番を放映し、全国的に注目されている。

 中国国家質検総局は2011年に起きた福島第一原発事故を理由に、福島を含む10の都県、及び東日本の広い範囲からの食品輸入を今も禁止している。しかし同番組ではネット通販や日系の大型店などで、大量の食品がこの規制をくぐり抜けて輸入·販売されていると批判した。商品の取扱業者は1万3千社以上に上ると述べている。

番組が報じる無印良品の食品

 上海のある輸入食品スーパーのスタッフは東方ネットの取材に応じ、「輸入禁止の10都県がパッケージに印刷されている場合には、事情が判明する前に一切撤去することになっている」と語った。実際に記者が上海で関連商品を販売するスーパーや店舗を訪ねてみると、一部では問題とされた商品を撤去していたが、無印良品は影響を受けずに営業を続けていた。  

番組では無印良品の食品に「販売者:株式会社良品計画RD01東京都豊島区東池袋4‐26‐3」と印刷されている映像を見せて、輸入禁止地域産の食品であると批判した。これに対して無印良品(上海)商業有限会社は16日午後に声明を発表した。これよると、問題視された商品の販売者の「株式会社良品計画」は生産者ではなく、生産地は福井県と大阪とのことだ。さらに中国で販売している輸入食品に関する生産地証明書、通関書類を公開して、商品の合法性をアピールした。

無印良品が発表する声明

(編集:范易成)