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「青海湖畔」ロードショー 天平「名家坊」創立十周年シリーズイベントが開幕

2017年 2月 8日10:51 提供:新華網日本語

区委常務委員・宣伝部長呂暁慧が天平「名家坊」のメンバーである陸春齢、尚長栄、曹燕珍、馬暁暉ら、天平街道の責任者とともに開幕式を執り行う(撮影呉梅)

映画俳優秦怡氏は映画界の最も美しい人と呼ばれている。容貌だけでなく、それ以上に美しいのは彼女の心だ。秦氏は映画活動にすべての人生をかけてきた。映画の舞台で、彼女の美しさは、ぬくもりを伝え、知恵をもたらし、悟りを開かせてくれる。秦氏は93歳の高齢にもかかわらず、標高3000メートル以上の高原に登り、映画「青海湖畔」に出演し、もう一度彼女の美しさで観客の心を打った。1月9日午後、映画「青海湖畔」のロードショーおよび天平「名家坊」創立十周年シリーズキャンペーンの開幕式が上海影城IMAX1号館で行われた。上海市文化放送局、上海映画グループ、徐匯区委の責任者および千人あまりの映画のファンが一緒に映画のロードショーを祝った。

映画「青海湖畔」では映画芸術家秦氏が主役を演じるとおもに、シナリオライターでもある。映画は青蔵鉄道という偉業の建設を背景に、多くの中外の技術者が夢のために、困難にめげず、命も惜しまず、一丸となって頑張ったストーリーを語った。映画の主役の一人佟瑞欣氏がこのように撮影のことを回想している。「撮影のとき秦先生はもう93歳だった。より美しい画面、よりすばらしい芸術のために、荒れた天気にも関わらず、青海へ行って撮影を行われた。高い海抜の高原で危険なパフォーマンスをするとき、スタントマンを断り、撮影終始ご自分で演じられて、この素晴らしい映画を完成させた。芸術に対する秦先生の絶えざる努力によって、非常に芸術性の高く、質の高い映画ができた。」また、「心に夢を抱いているからこそ美しい虹が見られるのだ」とも語った。映画撮影のため、秦氏は足首を捻挫し、後遺症を残したが、100歳までは映画活動をやめないと自信満々だった。

秦氏は79年間映画活動に携わってきて、多くの思い出に残る役を演じ、映画界での不動地の地位を固めた。しかし、徐匯区天平街道の住民たちにとっては、秦氏は隣のおばあさんと変わらない。秦氏は天平街道「名家坊」の団員で、暇さえあれば、コミュニティの公益活動に積極的に参加している。天平街道は秦氏のために「限りのない愛をもって天平の生活を楽しむ」というタイトルのVTRを制作し、開幕式の時に放映し、秦氏に対するコミュニティの真摯なる祝福を贈った。

文化的雰囲気が濃厚な徐匯区天平街道は、芸術家たちが多く居住していることから、住民に芸術に親しんでもらい、優れた文化を伝承するために、2007年に「名家坊」アーティスト・サービス・ステーションを設立した。天平街道の責任者の紹介によると、「坊」とは、芸術家たちが暮らしている「場所+家」という意味だという。周小燕、秦怡、尚長栄、陸春齢、任桂珍、張雷平、李薔華、茅善玉、曹燕珍、陸澄、沈惠中、沈伝薪など、映画・戯曲・音楽・司会の分野の十数名の芸術家が第一期のメンバーとなった。設立されて10年以来、「名家坊」のメンバーがますます増え、陳燮陽、何占豪、蔡金萍、辛莉莉、馬暁暉、唐元才、趙麗宏、王佩瑜、徐維新らも加わり、現在、芸術家のメンバーが33人おり、公演・講座・教室などの各イベントを300回以上行った。芸術家たちは講座や公演などの形で住民たちと親しみ、芸術という強い絆で結ばれている。

開幕式では、同じく「名家坊」のメンバーで「中国の笛の王様」と呼ばれる97歳の高齢の陸春齢氏は、曹燕珍と馬暁暉の同伴で舞台に上がり、自ら揮毫した「芸術長青(常緑樹のような長年にわたる芸術活動)」の書を贈呈した。その他の「名家坊」のメンバーもVTRで祝福の言葉を贈った。最後に、芸術家と市・区の責任者が共同で「名家坊」創立十周年を祝う球状ランプを点灯し、十周年シリーズイベントの幕を上げた。

天平街道は「アーティストたちの天平」をテーマに、2017年春節上海劇交響コンサート、第四回「読書の天平」読書祭などの文化イベントを催すほか、「芸術家が語る歴史」、「名家の家風」などのドキュメンタリービデオを制作し、芸術家による文化と道徳の模範を示すことによって、コミュニティの住民の教養とマナーの向上を図る。

(「徐匯報」による。记者は呉梅)