４日午前、上海市統計局は２０１６年の住宅価格を発表した。それによると上海の新築住宅の平均価格は２５９１０元／㎡で、エリア別では内環線内の価格が８７４２６元／㎡、内外環線間の価格が４４９８４元／㎡、外環線外の価格が１８１２７元／㎡であった。

　共有権のある集合住宅と、立ち退きによる住み替え用住宅などといった保障性住宅を除いたマーケット性の分譲住宅の平均価格でみた場合は、内環線内の価格は８７５４７元／㎡、内外環線間の価格が６２２６５元／㎡、外環線外の価格が２６７７８元／㎡だった。

　また、今年の春節期間中、上海の不動産市場は「休眠モード」に入っていたことが分かった。１月２７日～２月２日の新築分譲住宅の成約面積は９４９㎡で、昨年同期より７１.１％減少した。中古住宅市場も同様で、外環周辺エリアの来客は普通の土日の３割～４割に減少した。アナリストは目下市場の交易意欲が低調で、市場の供給には一定の回復時間が必要なため、今月の上海不動産市場も低迷するだろうと分析している。

　　（編集：兪静斐）