小中大
2017年 1月 19日10:16 編集者:兪静斐
このほど、日本の漢方薬がPM2.5対策として日本を訪れる中国人旅行客の間で人気となっている。
この小林製薬の漢方薬「清肺湯ダスモック」で、2014年9月に販売開始したものだ。もともと、気管支ぜんそくや呼吸器の機能が低下する慢性閉塞性肺疾患を対象とした漢方薬で、オウゴンやキキョウなど16種類の生薬を合わせて作られている。日本では喫煙者を対象に販売されている薬だが、PM2.5対策になるとして訪日中国人によく売れている。
「清肺湯ダスモック」がいったい効果があるかどうか?第十人民医院の中医科医師が、「清肺湯」は中医伝統の処方を用いて加工したものであり、確かに肺をきれいにして痰を取り除き、咳を止める効果があるとしたことを伝えた。一方で「成分的には、主に黄色い痰の症状を治すもの。全ての人に適している訳ではない」との指摘した。
さらに「ブームに乗って盲目的に『清肺湯』を買うよりも、体の機能を調節して抵抗力を付ける、そして、症状が出たら速やかに医師に診てもらった方が良い」と語った。
(編集:兪静斐)